山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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| 2011年06月25日(土) |
「停電」で高速道路がタダになる「被災証明書」 |
6月22日付け日経東北欄のコラムに、秋田県知事の今回の震災に対するインタビューが載っていた。見出しは「災害のガレキ○○○トン受け入れ」というものだった。地震の被害から免れた地域ではこのように積極的な政策を実施してほしい。
さて、我が方の県、市はどうであろうか。まあ被災地の立場だから一概にはいえないが、全県的にみれば被害は太平洋側に限定される。復興支援に積極的に向かってもよいのではないか。
八戸市は全世帯に被災証明書を送り付ける(?)そうだ。高速道路が無料で通行できる「通行手形」のようなものになるようだ。地震や津波の被害がまったくない人たちにも、全戸停電したから「被災」したのだそうだ。よその市町村でそんなことを始めたので右倣えしたみたいだ。
これってどう考えてもおかしいと思う。何も被害がないのに恩恵を受けるのはすっきりしない。「停電」というのは「被災」なんだろうか。東北の復興をいうのだったら、証明のあるなしにかかわらず、東北地方の高速道路を無料化するほうが東北が活性化すると感じる。財政にそんな余裕があるのならもっと別な復旧・復興の事業に使ってほしい、そう思うのは私だけだろうか。
ところで先の秋田県知事のインタビュー記事、なかなか物が見えていると感じた。太平洋側の港湾が軒並み被災したなか、災害支援を謳い文句に物流を太平洋側の物流を秋田港にシフトさせようという目論見がみえる。なかなかしたたかだと感じた。
また、25日付の日経、やはり東北経済のページでは、酒田港が来月中国とのコンテナ航路を開設するとの記事が出ていた。これまでの釜山航路を1便廃止し、中国航路を開設するそうだ。
平成6年に八戸港が東南アジアのコンテナ航路を開設した頃、東北では他港にコンテナ航路を持っているところはまだなかった。仙台港でさえまだであった。その後航路を持つ港が増えていった。都市間競争、港湾間競争が激烈になっている。そこへもって今回の震災である。日本海側へシフトしていく物流を繋ぎとめ或いは引き戻さないと、太平洋側の港湾都市は活力を失ってしまいそうだ。
ちなみに、これも23日付け日経の文化欄、「日本甲冑の美 十選」というコラムに、わが街の自慢である国宝の櫛引八幡宮所蔵の「赤糸縅鎧兜」が紹介されていた。よく「奈良の春日大社にある甲冑と双璧をなす」と紹介されているが、私が見る限りこちらのほうが数段優れていると見る。自宅から数分のところにある神社の境内にある国宝館に収められている。東北を応援していただける方、ぜひ見に来てほしい。「双璧」とは、きっとあっちの人たちが言ったんだろうと思う。(ここにはもう一点「白糸縅妻取鎧」という国宝がある。)
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