山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年07月29日(火) |
【写真付】せなの傷 定点観測 |
夜中に何度かトイレに起きるが、今朝4時ごろに起きた後、眠ることができずに、5時ごろからはラジオを聴いて過ごした。2時間ベッドに目を覚ましたままじっとしているのはたまらない。
約束の10時半にリハビリテーション科へ行く。窓口の看護婦さんが 「山村さん、診察があるからちょっと掛けて待っててね。」 というから待っていた。15分もたったか。診察しないうちに奥から担当の高橋先生がきて、 「先に診察あるって?だったらもと早く来てもらうんだったな。次の人ととかち合うな。」 そういわれてもこっちは指示通りに来ただけジャン。一瞬ムッとするが、黙って待っていると、リハビリテーション科の先生に呼ばれる。肩が痛いと昨日訴えていたので、その診察だ。下半身のトレーニングに加え肩の運動も入れてもらうことになった。
今日は腰痛体操から。ベッドに仰向けに寝て、 1.交互に膝を立てる。 2.膝を立てた姿勢から交互に曲げる。膝を両手で抱く。 3.股膝90°位から膝をまっすぐ伸ばす。 4.ゴムチューブを足先に回して外側に開く。 を10セット。
まっすぐ歩く。腹筋に力を入れて前に引っ張られるように歩く。膝が曲がらないよう。
ウェイトを膝屈伸で持ち上げる。30セット。
自転車こぎ、ちょっとだけ負荷を掛けて10分間。
肩回し専用機械で30回。
体操の吊り輪のようなもので肩を伸ばす体操。
以上やったら 「あと終わったら帰っていいですよ。今度からもう少し早く来ていいですよ。」 「はい、では少し早めに来ます。ありがとうございました。」 こうしか答えられない、なんて素直なんだろう。
こうして部屋に戻ったのはもうお昼近くだった。体の汗を拭いているうちに昼食がきて、食べ終わるとすぐに点滴が入って、その途中に母と娘がやってきた。母は 「便秘にりんごが良いずの、忘れでらった。いっぺえ食うんだ。」 と、たくさん買ってきた。でも、最近便秘調整がうまくいっている。食後に飲んでいる便を軟らかくするという粉薬がいいようだ。昨日は出てないが、点滴が終わらないうちに便意をもよおしてきた。点滴終了と同時にトイレに急行。比較的軟らかめの「モノ」を大量に噴出。一日おきだがこれまでの苦労を思えば上出来、上出来。この調整でしばらくいきたい。
母が妻と一緒に帰った後、娘と売店へツアー。歩くようになったら行動範囲が広がり、なんとなく楽しい。それぞれ好みの飲み物を調達し、部屋で乾杯。
6階ナースステーションの窓口に、手作りのおばあさんの手袋人形とお手玉サイズのねこのぬいぐるみが飾ってある。娘は私と散歩するたび、このねことおばあさんの位置を変え、楽しんでいる。おばあさんの膝に乗せたり、脇に置いたり。それがとてもかわいい。持って帰りたいくらいだ。
この後、午睡をする。昼寝のことだが、【午睡】といと、病気を改善するために午後睡眠をとるというイメージ、【昼寝】というと、なんかただぼやっと怠けて寝てるようなイメージを抱くのは自分だけか。まあ昼寝なんだけど。CDを聞きながら横になった。約1時間のCDがかかっている間、まどろんだ。途中いびきをかいていたらしく、娘がイヤホンをはずしてしまった。そのとたん目が覚めてしまった。かかっている間眠るからとまた着けてもらい眠る。昼寝の時には有効方法である。
しかーし、昼寝から目覚め、娘と散歩を開始した直後にその異変は起きた。一応廊下の手すりにつかまって腰の準備運動をしてから歩き出したのだが、数歩歩いたところで腰にビリビリという痛みが走り、先行する娘の肩につかまってしまった。 「ま、まずい。くっ、車椅子を取ってきてー。」 娘が大急ぎで車椅子を取りに行く。持ってきてもらって座る。そのままナースステーションへ行き、事情を説明。結局今日も痛み止めをしてもらうことになる。リハビリの負荷がかかり過ぎているのか。これではリハビリも逆効果にならなければよいのだが。ちょっとがんばり過ぎか。
背中の傷の証拠写真を残しておくために、「せなの傷 定点観測」を作ってみた。撮影条件を一緒にしないといけないのだが、なにせ素人写真。写す時間帯も違えば周りの明るさも違うし、ストロボがあったりなかったり。それでも似たような位置から撮ったから大体わかるだろう。だんだん消えていくんだろうな。キャプテンハーロックでなくなるのはちょっと寂しいけど。
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