山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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今朝も右肩から背筋にかけて痛い。昨日痛み止めをしてもらったときはだいぶ楽になったのだったが、今朝はやはりその効果も切れていたのか、痛みが戻っている。哀しいかな、である。
このように、良くなったり悪くなったりするときに用いる語に「ふけさめ」がある。「最近の私の肩の調子にはふけさめがある」といった具合に使う。
お腹の調子にもふけさめがある。昨日まで2日ウンチが出なかったのに、今日は下剤等の成果が出て午後から3回、しかも軟らかいのがたくさんお出ましになっている。
午後リハビリテーション科に呼ばれた。こちらも女性の先生だった。現在の腕力・脚力などを確認した後、来週から開始する歩行訓練などのリハビリメニューを決めてくださるそうだ。思えば6月5日に歩けなくなって以来約2ヶ月、やっと歩くための訓練が開始される。どんなに待ち望んだことか。うわさによるとリハビリは女性の先生のほうが厳しいらしい。あまり加減をしないのだそうだ。お手柔らかにお願いしたい。
今日は道路維持課の方々が見舞ってくださった。歩行練習をしているところへ来たので歩いている姿に驚いたようだ。
夕方を迎える前に外の景色はとうとう真っ白になってしまった。ガスでなんにも見えないのである。この病院に入院してからもっとも濃い霧だ。それにしても、いつになったら夏が来るのか。いい加減天気も回復して欲しい。
天気のほうはふけさめがなく、ふけてばっかり。ん?どっちが「ふけ」で「どっちが「さめ」なんだろう? この場に佐藤政五郎著「南部のことば」がないのが悔やまれる。読者の中でリサーチが可能な方がいたらぜひ報告をお願いしたい。
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