山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年07月24日(木) |
【写真付】獄中バースデー |
本日、私めの獄中バースデーである。
昨夜から窓の外はぴゅーぴゅーと風の音が強く、音だけ聞いているとまるで真冬のようだ。このような音を聞くとき、当地方では「コッチャビシネェ」という形容詞を用いることがある。 「サビシイ」⇒「サビシネェ」⇒「コッチャビシネェ」 と変化してきたと考えられる。(最後の「コッ」は強調の接頭辞である。) この監獄内での誕生パーティにはふさわしい天候である。
今朝母が櫛引八幡宮へ赴き、私の誕生日に病気平癒祈願の祈祷をし、お守りを頂戴してきてくれた。デイルームでショートケーキを広げ、しばし誕生日気分にひたった。満47歳である。しかし、母はどうしても48歳だと言うのだ。それは数え年だろうと話しても納得いかなそうである。どうも今朝八幡様で祈祷のお願いをするときに、数え年で申告したのが頭に残っていたらしい。
最近の7月24日は梅雨が終わらない。がきの頃、私の誕生日は夏の暑い日で、井戸水で冷やしたスイカを食べさせてもらうのが恒例だった。冷蔵庫などなかったので、冷たくするといえばもっぱら井戸水で冷やした。我が家の井戸は隣の井戸から分けてもらっていた。速く冷やしたくて手動式のポンプで一生懸命汲んだものだ。そして夕方、猛暑も涼みかけた頃、母から切ってもらったスイカにジャフジャフっと食らいつく瞬間がたまらなかった。
冷蔵庫で冷やしたスイカがきらいである。あのいかにも人工的に冷やした、まるで冷凍寸前の冷たさのスイカがきらいだ。冷えすぎると味がなくなる。あまり美味しくないので冷たすぎるスイカを電子レンジでチンしたことがある。みんな笑うが試してみてほしい。いまどきの電子レンジは性能がよいので程よい温度に戻してくれるのだ。
午後は櫛引八幡宮の総代の方々のうち、最も話題豊富でにぎやかな方々お二人が来て下さった。いつも神社のイベントの際はお世話をいただいている。今日はまたいろんなお話をうかがうことができた。
昨日から背中が痛くて、日中も寝たり起きたりであるが、午後2時の検温では37.6度と、ちょっと熱があることが判明。午後5時でも37.4度、痛みも続いていることから痛み止めの坐薬を使ってみることにした。一般に効果が出現するまでは使用してから約30分といわれるが、本当に30分を過ぎた頃から痛みがほぐれてくるからすごい。効いてくるのがわかるのだ。すばらしい。これならもっと早くやってもらえば良かった。
夕方、以前私がコーチをしていた八戸高専女子バスケットボール部の当時の主将がお花を持って見舞に来てくれた。弘前市役所で働いている。弘前市とは当市とバスケットボールで交互に交流試合を行っている。最近は女子の選手もおり試合ができるようになっている。交流の幅が広がることを期待したい。
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