山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
日記一覧前の日へ次の日へ


2003年07月19日(土) 「看護師」か「看護婦」か

4人部屋のうち2人が退院して、もう一人の方が今日は外泊許可を取り自宅に帰られた。広い病室に私だけ(付き添いの妻か娘がいるが)である。これまでと違い大きな声で話ができる、物音を立てないよう気を使わなくていいなどのメリットもある。

今日は点滴が1本でおしまい。薬は朝は昨日と同じだが、昼は昨日より1個少なくなった。胃薬系統が1個減ったらしい。持参した看護婦さんに
「シュワシュワするのは減ったやつですか?」
と質問したら
「・・・・・」
看護婦さんは飲んだことがないのでわからないらしい。なるほど。薬剤師に聞いてみることにする。どうも今日は朝からゲップやしゃっくりがでるが、胃薬のせいかも。

ところで、最近「看護師」ではなく「看護婦」という用語を使用していることにお気づきだろうか。市民病院では名札にも「看護師」と書いてあったが、労災病院にきてからは文字で表示されているのは「看護婦」である。私のベッドの枕元にも
「血液科 主治医 長谷川裕子
   受持看護婦 本間 明子」
という表示がされている。しかも労災の看護婦さんたちは名札をつけていない人もおり、つけていても「看護局」という所属は書いてあるが身分は表示していない。このフロアには男性の看護師は見当たらないから全員看護婦で問題ないのだろうが、他のフロアはどうだろう。それとも男性は以前のように看護士と呼んでいるのかもしれない。

まあ、ここでの生活も先が長いのでそのうちに顔と名前を一致させたいと思う。看護婦ランキングはそれまでのお楽しみとしておこう。

今日も午後から娘が交代で付き添ってくれている。最近はパソコンを持ち込んで、空き時間には一生懸命何かを打ち込んでいる。何かと思えば音楽のデータベースを作成しているのだ。自分の持っているCDやレンタルで借りてきたCDから音楽をパソコンに取り込み、整理しデータベースを構築しようとしている。Windows Media Playerを使用して、CDタイトルや曲のタイトル・データなどを入力してデータベース化している。最初ちょっといじり方を教えたらどんどん機能を覚え、既に私がわからないことをやっている。若い分吸収が速い。フリーソフトのサイトからデータベースソフトのダウンロードの仕方を教えてやった。

背中の傷を娘からデジカメで撮影してもらった。なにしろ自分では傷が見えないのでどうしても見たかった。ついでにHPの写真をこれに取り替えた。早速見た人から「キャプテンハーロック」みたいだと言ってきた。さて「キャプテンハーロック」がわからない。ネットで検索する羽目になった。ついでにPCのデスクトップに画像を貼り付けた。

夕食後、書道クラブの佐藤翠洋先生が来てくださる。昨日市民病院へ行ったのだそうだ。痛みが取れて話ができるようになるには2週間ぐらいはかかるだろうと見込みをつけていたらしい。
今日は龍翠書院の幹部で構成している墨龍会のからのお見舞いを届けてくださった。さらに奥入瀬の水をペットボトルに詰めてきてくれた。天然水だそうだ。どこで採取したのだろうか。美味しかったら後で携帯に電話すればまた持ってきてくれるそうだ。何度も来ていただき本当にありがたい。

佐藤先生に背中の手術後をパソコンで見せた。なかなか豪快だ。数えてみると23針の縫合後があった。そこへ主任看護婦さんがきたので一緒に見せた。定期的に撮っておいたらと笑いながら提案された。ぜひそうしてみたい。徐々に消えてしまうのだから。


yama |MAILHomePage