山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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便秘に苦しんでいた昨日までがうそのように今日は快便だ、と思ったらボーダーラインを反対側へ超えてしまった。お昼までに3回トイレに入る。
午前中長谷川先生がきて、検査の結果腎臓なども悪いところはなさそうなので、明日からでも治療が始められるのだが、すぐに連休があるのでどうしようかと悩んでいるそうだ。 「早く治療したいですよね。」 という先生に対し、すぐ治療を始めて欲しいと言えばいいのに、また 「先生にお任せします。」 と軟弱な回答をしてしまった。
午後、高島礼子似の長谷川先生よりやはり明日から治療を始めるとの説明があった。何種類もの抗腫瘍剤やステロイド剤などを、点滴や飲み薬で投与する。1サイクルの治療が42日で、効果を見ながら何サイクルか続けるそうだ。回復によっては外来での治療も可能となるそうだが、まだまだ先の話。副作用も考えられるそうで、吐き気を防止する薬や胃薬なども同時に投与する。でも白血病の治療のような強い副作用はないということなのでちょっとは安心した。こういう素敵な女医さんに治療してもらえると治るのも早いというものだ。
今日は昼までに同室の2人が退院した。午後からは筋向いの叔父さんと4人部屋に2人になった。私が入院した時にはこちらがよろしくと挨拶しても返事もしなかったくせに、それでも退院するときにはうれしそうに「お先に」と挨拶して出て行った。人は現金なものだ。
夕方、田面木の叔父夫婦が見舞いに来てくれた。自宅に電話したら父が労災病院転院を教えてくれたと話していた。
応援掲示板にたくさんの書き込みがあってうれしい。昨日はシンガポールの友人Chan Tian Ser:(陳天陽(陽の字は本来は「日」ヘン))からもメッセージをもらった。でもこんな気の利いたメッセージには何と返事をしていいのか戸惑ってしまった。結局ありきたりになってしまったが、もっとpoeticにすべきだったか。(そうしようとしてもできないけど)
もう一人風子さんからのメッセージは応援歌付きである。歌には歌で返さねばなるまい。しかし、相手はその道のプロ、こっちはど素人、並べるにはかなり抵抗があるが、私の個人的サイトであるることに免じていただき、恥ずかしながら返歌をしてみたい。なお、掲示板は日がたつと見えなくなってくるので今日の日記にも記録しておく。
応援歌(風子さん) 憂鬱なる雲ひとつなき青空をながめていたり病衣まといて
めげぬこと前を向くこと笑うこと窓を開ければ涼やかな風
返歌(ワタシ) 胸の骨にブツリと入れる針の音直ると思えば痛くもないさ
窓外のヤマセの風も濃い霧も病とともに晴らしてやるぜ
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