山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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大急ぎで朝食を済ませ、外出の準備をする。タクシーで労災病院へ向かう。運転手には手術直後なので静かに運転してほしいいとお願いする。何日ぶりの外出だろう。およそ一月か。毎日同じ風景ばかり見ていたから、車窓の景色が新鮮だ。それほど変わっているはずもないのに。
午前9時に受付を済ませ、第二内科へ行く。既に多くの人たちが待合室に座っている。これはかなりの時間がかかりそうだと覚悟する。最初の1時間は余裕でやり過ごすことができた。しかし、10時半も過ぎるとあることに気づいた。朝、この待合室にいた顔ぶれは8割以上が入れ替わった。ところが、である。後から来た人たちの多くが残りの2割を尻目にどんどん診察を終えていくのである。これはどうなっているのか。予約の患者さんが優先され、私のような新患や予約のない患者さんはどんどん先送りされていたのだ。
2時間が経過した。さすがに疲れてきた。妻が心配していらついているのがわかる。
2時間半を経過してやっと声がかかった。 「そろそろ呼ばれるので診察室の近くで待ってください。」 しかしここからも時間がかかる。12時に近づいてからやっと呼ばれた。
医師は河津俊太郎先生。病気の説明を一通り伺った後、来週の入院予定ということにしていただき、市民病院の成田先生に連絡をしていただくことになる。
帰りのタクシーでも静かに走るようお願いしたのだが、行きよりは少々荒かった。ちょっとのところで違うものだ。車のシートにつかまってはきたものの、市民病院へ戻ってみたらかなり痛みが出てきた。そのまま倒れこむようにベッドへ入る。
夕方、道路維持課三浦誠純、財政課八木田満彦の両氏が見舞ってくれる。 「山村さん、女の子のいる職場へ行ったので、張り切りすぎて倒れたんじゃないの?」 と彼らの仲間内では評判らしい。そういうことにしておいた。 そうしているところへまた岩舘弘道氏が来てくれた。先日話していたノンアルコールビールを差し入れてくれた。ノンアルコールとはいえ0.5%だけアルコールがある。自分的には何ら問題はないが、病院は問題視しないだろうね。
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