山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
日記一覧前の日へ次の日へ


2003年07月09日(水) スポーツ刈

昨日の疲れがそのまま残ってしまっている。あまり元気がない。立ち上がって妻から体を拭いてもらっているうちに気持ちが悪くなってしまった。

午前中、横になっているとだいぶ楽になったので、午後から床屋へ行くことにした。病院の床屋は母娘でやっているのか、そっくりである。先客が一人いたが、奥のシートに座らされた。もう十分に伸びすぎていて、寝癖も何も手の着けようがなくなっていた。
「スポーツ刈りにしてください。」
床屋のはさみは良く切れるとほめると、長い髪を落とすのだから「切ったかいもある」と返された。

やっと念願の形になった。実は入院当初から短くすると言う私に妻が似合わないからと反対していた。でも手術前後の髪の扱いに困っている様子を見て同意したようだ。切った後は「結構似合う」などど言い出した。本当は手術前にこうしおけばとても楽だったのに。

床屋のあとは歩行訓練をした。歩行器を用いて娘に付き添ってもらい、4階の病棟の廊下をうろうろした。看護師たちから
「山村さん、さっぱりしたね。」「かっこよくなったよ。」「若くなったんじゃない?」
いろんな声がかかる。それを見て娘は「「なにニヤニヤしてんの!?」と評す。

部屋に戻るといとこの山村浩氏が来ていた。父親から聞いてきたといっていた。同時にレントゲンに呼ばれたので、一緒に外来へ下がりながら話をする。

夕方、佐々木和雄さんがまたきてくれる。病院を替わるときには引越しを手伝うから連絡しろということだ。高校野球とメジャーリーグの雑誌も差し入れてくれる。

この日で便秘2日目。苦しくなってきた。準夜勤が青坂看護師だったので、思い切って浣腸をお願いする。今回は最長不倒の4分間も我慢したのに、出たのは注入した薬剤と先端に固まっていたであろうホンのちょっとのウンチだけで、今回は失敗であった。


yama |MAILHomePage