山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年07月05日(土) オムツ

起き上がって朝食を摂ってみることにする。食事を運んできた萬谷看護師が「すごい」と驚いてみせる。

抗生剤の点滴を受けている最中にいとこの有泉智子・芳明夫妻が母親と3人で見舞ってくれる。昼食後は、以前近所に住んでいた馬場さん夫妻が見舞ってくれる。みんな手術後にうちの母から聞いたらしく、ずいぶん驚いたといっていた。

昨夜のことである。術後順調に食事を摂っていたが、入れたものは出るのが自然現象である。夕方から便意をもよおしてした。最初はガスだけであった。さて、何で便を取るか。便器あるいはオムツだ。痛みで腰を上げられない私はオムツの選択となる。もの心ついてから初めてオムツをあてられる。お腹の張りはあるがなかなか出ない。便秘用の坐薬を使用した。十数分後、強い便意が襲う。しかし出るのはガスだけ。数十分間おびただしい量のガスと格闘した後、軟らかくなった本物が少々出た。妻に処理をしてもらう。

(ちなみに「オムツ」は「おしめ」である。この地方では「しめし」ともいう。)

実は今日も便意との戦いだった。昼食後、もよおしてきたのでカーテンを引いたところに馬場さんたちがお見舞いにやってきた。帰った後、本格的に出始めたところに成田先生がやってきた。
「歩いてる?」
痛くて立つところまではいっていないと話すと、強い痛み止めに変えてくれることになった。そして成田先生が帰った後に心置きなく残りを出すことができた。

今回、寝たままの排泄がいかに難しいかということに気がつかされた。健常者も体験しておくべきものだと思う。みな被介護生活をする可能性があるのだから。

今日も母が娘についてやってきた。少しは元気になった私の顔を見て安心したようだ。

いとこの佐々木和雄さんが息子と見舞ってくださる。
「何か必要なことがあったら何でも言え。」
いつも頼りになる人だ。


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