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2005年03月08日(火) はりきりすぎた

「ささや」まで、初めて自転車で行ってみたんです。
これがさ。大変だった〜!!

私が通った中学校は、家から自転車で40〜50分かかる所にあったので、毎日その道のりを自転車通学していた身としては、ちょっとぐらい遠くても大丈夫さ、と自信があったんだけど。
ああ、もう若くないのね・・・。

いきなり40分も、いや、往復1時間半以上も(しかも帰りに道に迷ってしまって遠回りを・・・わはは)こぎ続ければ、そりゃ、疲れますよ。
しかも、我がチャリ、ご近所の買い物に使うにはちょうど良いのだけど、遠出には向かない事が発覚。
なんかねー。進まないのよ。一生懸命こいでもこいでも。
またパンクしてんのかな、実は。と疑いたくなるくらい、ノロイのです。
何度、他の自転車に追い抜かれた事か。
しかも、「ささや」までの道のりは、坂がありまして。
もう、必死に、「立ちこぎ」ですわ。

ベルリンの自転車のルールというのは、日本とは違いましてね。
日本では、自転車は歩行者と同じような扱いですが(本当は違うのだけど一般的に)、ドイツでは自転車は、自動車と同じなのです。
歩道とは別に、「自転車道」ってものがありまして、多くの場合、歩道の一部が色分けされて、石畳ではなく、滑らかな道になっているのです。
そこを通るわけだけど、狭い道や旧東の地区には、この「自転車道」がないところが多い。
で、どこを走るかというと、車道なんですね。
ベルリンに来た頃は、車と一緒になって走っているチャリを見て「うっわー、危ね〜」と思ってたんだけど、実際自転車を使ってみると、とてもじゃないがでこぼこの石畳の歩道は走りにくいし、実際、違法なんだそうな。

で、車道を、自動車と一緒に走るわけですが、車と一緒なので、つまり逆走は出来ないのです。日本と逆の、右側通行ですな。
なので、自転車の場合、わざわざ反対側に渡らなくてはならない場合もあるわけです。けっこうめんどくさい。

旧東地区なんて、路面電車が走っているので、それと追いかけっこしながら必死でペダルを漕がなくちゃいけない事も多々あるのです。
いやいや、漕いでも漕いでも進まない我がチャリだと地獄ですよ。
想像以上につらかったわ〜。
こんなに周囲の車の動きに気を使いながら、神経使って、必死に自転車を漕いだのは初めてかもしれない・・・。
とてもじゃないが、ゆっくり楽しみながら自転車でお散歩・・・なんて雰囲気にはならなかったわ。

でも、楽しいのは、歩行者の反応なんですね。
自動車と一緒に必死で走っていると、交差点なんかでは歩行者が、私たち自転車隊の邪魔にならないように、ちゃんと避けてくれるのですよ。
しかも、私みたいな小さい東洋人が一人で頑張ってると、ニコッと笑って、どいてくれたりして。
これは、日本では味わえない感覚。
ああ、ドイツ人優しいじゃん〜、そして、自転車も「くるま」だったんだ〜、と、実感。


そんなこんなで、午後、帰宅してからは疲れ果て、友人と電話した後に、死んだように眠ってしまったのでした。時差ぼけのせいもあるが。


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