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2004年06月03日(木) レッスン

マグデブルクの演奏会後の打ち上げで飲んだサングリア(赤ワインにレモン・オレンジ・砂糖・シナモンなどをいれたスペインの飲み物。ジンを入れることもある。)を、調子に乗って結構飲んでしまって、お腹がいっぱいで眠れない。
・・というのを言い訳に、朝寝坊。

立て続けであった本番が終わり、気が抜けたのですね。
マグデブルクからライプツィヒに帰ってきた後、眠れない、と言いつつ、ウダウダとファゴットの友人から借りた、かわぐちかいじの「ジパング」を夜中、8巻から14巻まで一気に読破してしまいました。おもしろかったぜ。
レッスンがあるというのに。あはは。

マグデブルクに一緒に行ったイタリア娘と、スペイン女が、ちょうど私のレッスンが始まる前にやってきて、前日の室内楽の演奏の録音を聴いてほしい、と、私の先生と雑談を始めたので、これ幸い、と、私もその雑談の輪に混じって、レッスン時間を短縮させる事に成功。
うちの先生は、室内楽の演奏会に私も出演していた事を知らなくて、「私も出ていたのよ」と言うと、「そりゃ大変だったなー!!」と、驚き、そして、「じゃあ今日のレッスンはほどほどにしよう」と。
新しい曲をちゃんと用意してなかったので、どっちにしろ今日のレッスンは、レッスンにならないだろうと思っていたのよ。
ラッキー。30分ほど弾いて、おしまい。
来週はお休みなので、「この2週間、レッスンの重圧なしで、キミもストレスなく練習できるだろう」とのお言葉。
ハイハイ、頑張りますよ。


練習室を待っている時に、イギリス人の男の子と話していて、
卒業後、どうするのか、という話になり。
日本に帰るよ、と言うと、「じゃあ、キミはキミの人生を日本で始めるんだね」と言われた。
もちろん、ドイツ語はお互いに母国語じゃないので、ニュアンスは違うとは思うが、でも、面白い言い回しだな、と思う。
いかにも、外国的、というか。
学生時代というのは、完全に『モラトリアム』なんだな、彼にとっては。
つまり、学生している間は、まだ「人生が始まっていない」、ということですか。
なるほどね。
それとも、英語にそんな言い回しがあるのかしら。


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