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2004年06月02日(水) 室内楽コンサート

マグデブルクでの室内楽コンサート。
総勢13名で、1時間40分、電車に揺られる。

私はどうも、イタリア娘に惹かれるらしい。

行きの電車の中で、私はイタリア人・スペイン人・フィンランド人たち、そして他の二人の日本人たちと大騒ぎしていた。
ラテン系ってのは、また、よっく喋るのだ。
私とほぼ同レベルのドイツ語力にもかかわらず、何であんなに喋れるのだろう?
自分が間違ったドイツ語を話す、という事をなんとも思っていないのだ。
隣に座っていたドイツ人のオバチャンに、「これでドイツ語、合ってる?」と訊いて、なんだか和気あいあいと仲良くなってしまったりしていて。
間違いを恐れて、積極的に話し掛ける事を苦手とする私との、大きな違いだ。

そして、イタリア娘。
彼女達(というのも、今回イタリア娘は一人だけだったが、私にはピサにもう一人大好きなイタリア娘がいるのだ。)は、どうしてあんなに生命力に溢れているんだろう。
表情が豊かで、声が大きくて、一度笑い出すと、涙を流すまで笑う。
イタリア男の茶目っ気ある女性へのアプローチに、ユーモアで応対する。

特に私とピアノが同じ門下である、今回一緒に旅した彼女は、天性の魅力を持っていて、明るくて華やかで、そばにいるだけで楽しくなる子なのだ。
「オー、イクコー!!」と、出会うと、いつも大げさなほどに歓迎してくれる(笑)。
そういえば、イタリア娘とは、なぜか私は、自然と仲良くなってしまう。
どことなく、イタリアの女性と私とは、感性が似ているようだ。もちろん、ドイツ人女性と比べれば、の話だけど。
あけっぴろげな感覚が、ちょっと共通するのかもしれない(笑)。

そんなこんなで、楽しくお喋りしながら、マグデブルクに着き、
楽しく演奏してまいりました。
ところどころミスもしたし、ちょっと鍵盤を叩きすぎて硬い音を出しすぎた感もあったけど、まあ、ここ数日でかなり上達したのではないでしょうか。
お客さんが少なくて、ちょっと寂しかったけど、でも演奏中、気持ちよかったわ。
オーボエ・ファゴットさん、ありがとうー!また一ヵ月後の試験、よろしく。


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