たーげぶっふ(日記)...ゆるげん

 

 

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第一回パム返還交渉 - 2003年02月09日(日)

Nの予約がお昼過ぎだったので、
午前中に食料品の買出しへでかける。
そのあとチャリで地元の公園へ梅を見に行く。
去年ここの梅の写真を日記にアップしたことがある。
まだ20%ほどの咲き。
谷底にあるだけに気温が低く開花はいつも遅め。
甘酸っぱい香りが春の到来を予感させる。
今後が楽しみ。

チャリでそのままNへ。
どういうわけか、最近は日曜日の午前中に予約がぜんぜん取れない。
1日を有効に使いたいのでかなり痛い。

この日はある決意を抱いてNに来た。
パムを土日にうちのNへ移してもらうようサーシャに直訴するのだ。

KAORUさんの渡英が刻々と近づいている。
暮れにわざわざ遠いところからパムに会うためにうちのNへ来てもらったのに、
会わせてあげることができなかった。
パムはその時期よそのNへ期間限定のヘルプに行っていたとは寝耳に水。
2月になったら戻るとパムは言っていたのに、今年はまだ一度も彼女の姿を見ていない。
せめて1日だけでも、パムをうちのVoiceに入れてもらうようお願いするのだ。

講師陣のスケジュールをいったい誰が決めているのか?
いまだにわからない。
トレーナーのサーシャ?
それとも日本人スタッフ?
ダメモトで、できるところから当たってみるしかない。

幸いにサーシャとわしはずうっといい感じで仲がいい。
人のお願いを聞く耳はもっているはず。
しかも彼女はKAORUさんの顔を知っている!
暮れのVoiceでご対面しているのだ。
一刻を争うのでスタッフルームに乱入してでも強引に攻めるつもりでいた。

受付嬢が担当講師名を告げる。
「今日は2番でサーシャ(豪)、7番でタニア(英)です」
その場にいたサーシャはVサイン!

おおお、なんとラッキーな!
願いが通じたのだろうか。
毎週会ってはいるのに、彼女のレッスンにずうっと当たっていなかった。
彼女との最後のレッスンはなんと去年の5月29日!
彼女がうちの責任者になってからすっかり忙しくなってしまい、
午前中は雑用、午後にレッスンを担当という超献身的なスケジュールが定着してしまった。
いつも午前中に予約する自分とは行き違いになってしまいご無沙汰が続く結果となった。

レッスンはたぶんボキャブラリービルダーの"The Inner Self-Happiness and sadness"。
サーシャはわれわれに配るはずのコピーをどこかに置いてきてしまった。
ゆるげんと久しぶりに当たるので舞い上がってしまったのだろうか?
憎めないキャラである(汗)。
コピーのかわりにサーシャが持ってきた書籍を見ながらレッスンは進められた。

「ゆるげんにとって私のレッスンに当たることが最高にハッピーなことなのよ」
サーシャは嬉しそうに言った。
自分で言ってりゃ世話ないよ!と他の生徒さんからツッコミが入った(笑)。
サーシャにとってゆるげんに当たるのがラッキーで嬉しいのである。
その裏返しね……。

”I feel miserable”
"I feel cheerful"
"I'm really depressed"
"I'm in a good mood"
など気分を表す表現が載っている。
これらの中からひとつ選んでその気分を演じなさいと。
他の生徒さんはいろいろ質問してなぜその気分なのか突き止めなさいときた。

こういうとき、トップバッターはたいていわしが指名される。
わしはここで一発勝負にでることにした。
わしが選んだテーマは"I'm really depressed"。
とことん落ち込んでいる人になってみる。

他の生徒さん:「どうしたの?」
わし:「落ち込んでます」
他の生徒さん:「仕事で疲れたの?」
わし:「それもありますが別の問題です」

ここでわしが変な英語使ったのでサーシャは直してくれた。
"I'm tired but that's not the main problem."
こういうふうにしっかりチェック入れてくれるのは、
サーシャとT父さんだけである。
ありがたいこってす!

他の生徒さん:「彼女にふられたの?」
わし:「つきあっている人はいないので、それはありえません。でもそれに近いです」
他の生徒さん:「いったい何があったの?」
わし:「ある女性に12月末から一度も会ってないんです……寂しい」
他の生徒さん:「彼女はどこにいるの?」
わし:「すぐ近くにいるんですけど、会えないんです」
他の生徒さん:「だれ?」
わし:「彼女のスマイルを見るといつも癒されるんです」
他の生徒さん&サーシャ:「だれ?
わし:「パムれ〜す」
一同のけぞった。
うわ〜、とうとうやっちゃった!

サーシャ:「パムはいるわよ。ちゃんとここにも来てるわよ」
わし:「でも〜、自分は土日にしか来れないんで〜、平日に彼女がここにいても意味ないんですう〜」
ここぞとばかり思いっきりサーシャに甘えてみる。
サーシャはわしの肩をそっとたたきながら言った。
「パムなら大丈夫よ」
「わしの願いを聞いてくれますか?」
サーシャはやさしく微笑んだ。
KAORUさんが英国へ行く前にどうしてもパムに会わせたいと直訴してみた。
サーシャはKAORUさんを覚えていた。
しかし、サーシャはいつどうやってパムを戻してくれると具体的なことを明言したわけではないのでどうなるのかわからない。
KAORUさんの日程を詳しく知らなかったこともあって、わしのつっこみが肝心なところで甘かった……(汗)。
もう一度、具体的なプランを交渉する必要があるな。

そのあとは、"sulk"、"frown"、"grin"、"groan"などを、ひとりずつ実演することになった。
"burst into tears"になるほど感動した話をひとりずつ聞かせてとサーシャは言った。
「ゆるげんはパムに会ったときでしょう??」
サーシャはここぞとばかりツッコンできた。
ちがいます〜。
11月に見に行ったポール・マッカートニーのコンサートで感動した話をした。
うぐ!
でもこれは「壮大な計画」といってパムがからんでるんだよな〜。
(なんのことかわからない人は去年の日記をご覧くらはい)

ふたつめはタニア

ユニットは"English In The USA And The World"のところ。
ここは難しい単語がいっぱいあって頭が痛い。
テキストを音読して、内容をさらっと吟味したあと、
英語に興味を持ったのはなぜ?
なぜ英語を勉強しているの?
を生徒さん同志で話し合えという展開になった。

わしはこういうとき、いつもセサミ・ストリートの話をすることにしている。
子供の頃、偶然この番組を見てアーニー、バート、クッキーモンスター、グローバーなどかわいいマペットたちに夢中になった。
タニアも「懐かしい!」と何度も深くうなずいていた。
日本語以外の言語が世の中に存在するということを初めて認識した瞬間かもしれない。
マペットたちが話す言葉がわかるようになりたい!
わかったらもっと面白いのにな!
子供心にわしはそう思った。
これが英語に興味を持ち始めた原点である。

あと、高校生の頃友達に進められて「百万人の英語」というラジオ番組を聞くようになった。
中でもハイディ矢野の「アメリカン・イングリッシュ道場」は目からウロコであった。
アメリカ英語をもっともらしく発音するための方法論を徹底的に学ぶことができた。
たとえば"get it out"を「げりらうと」とか、"put it on"を「ぷりろん」とかのリエゾンはもちろんのこと、RとLの違いなどもバッチリ。
これだ!これだよ!わしが知りたかったのは!!
あとはFENとかVOAを聞いて、ハイディのメソッドを元にネイティブの発音を真似すればよかった。
わしの英語がコテコテのアメリカン・アクセントである所以である。
タニアはにやにやしながら聞いていた。

今なぜ英語を勉強しているかというと、
もちろんアレでナニの件という課題もあるけど、
やっぱ根本は「英語が好きだから」っていうことになると思う。
もっともっと上手くなりたいし、もっともっと知りたいんよね。
しかし、これを言おうとした矢先に終了の鐘が鳴ってしまった。

タニアは「楽しかったわ〜」とニコニコしながら教室を出て行った。

そうそう、ケヴィンはたった1日のヘルプだったらしい。
うちからH校へ異動になったのは知っていたが、
いまはYにいるとか。
「バケーションにいってたんだよ」
なんていつものジョークだったから、パーマネントで戻ったのかと思った。
残念……。

Nのあとは駆け足でHへ。
3時のMOVIEまで時間がない!
Hに着くとM教室はすでに満杯……。
仕方なく廊下で聞くことにした。
立ち見はとても疲れる。
Atushiと一緒に「痛い」シリーズと、"worry"シリーズを徹底的に。

S氏のNEWSは"It's out of the bag"ということで猫のクローンについて。
CCというクローン猫は、かつてうちにいた猫にそっくりだったので画面に釘付け。
かわいい猫リンに夢中だったので英語はそっちのけになってしまった(汗)。
もちろんうちの猫のほうがはるかにかわいいけど……(←猫バカ)。

もうひとつのMovieはShinichiでキス・シリーズなど。

ようやっとビール飲みたい度100%に回復したので、
夜に4缶も飲んでしまった。
わしの健康度はビール飲みたい度で計れるのである。
いままで飲めなかった反動とはいえ恐ろしい!





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