たーげぶっふ(日記)...ゆるげん

 

 

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元N講師と飲みにいく - 2003年02月01日(土)

やっとの思いで起きてNへ。
疲れまくりで肩と背中がバキバキに凝ってる。
頭もぼーっとしてる。
眠い。
今日の英会話は苦戦しそうだ……。

スタッフルームの扉が開いていたのでちょっと乱入。
ケンが戻ってた。
奴は期間限定でYに行っていたのだ。
パムの姿はない……。
月が変わったので、メンバーの入れ替えを期待していたのだが!

ひとつめはサイモン(英)。
よりによってサイモンか……。
彼は政治とか経済とか難しい話が好きなので、疲れているときは敬遠したい相手である。

T父さんもビギナーの生徒さんたちからそう思われているらしいが、
それは大きな誤解だと思う。
そう思っている人たちは、
T父さんのやさしさ・心の温かさとか、飛びっきりのユーモアを理解するだけの英語力がまだないのだと思う。
とチクリとグチってみた。

一方、この点サイモンは容赦がなく、逃げ道を与えてくれない。
最後まで難しい話題に付き合わなくてはならないのだ。
政治・経済に興味がなく、これらを語る言葉をもっていない生徒さんにとっては、
かなりつらい相手に違いない。
そんな彼がビギナー相手だと、どんなレッスンをするのだろうか?
ちょっと興味ありますね……。

彼はあまり"What's Up"攻撃をしてこない。
かといって自分のこともあまり話さない。
前置き抜きでいきなり本題に入ることが多い。
なので非常に謎が多い人物である。
うちのNに来る前はどこのブランチにいたのだろうか?
どこに住んでいるのだろうか?
好きな酒はなんだろう?
どんな音楽が好きなんだろう?
っていうかそもそも音楽聴くのかな?
とにかく知らないことばっかり。
わしとしてはいろいろ訊きたいのだが、なかなかスキがない。
何かの拍子に彼の奥さんが日本人であることが判明した。
なんとなくそんな感じがしてたけどね。

今回はめずらしくのっけのフリートークらしきものがあって、
わしが仕事で疲れきっている話をしてみたら、
「もし、わたしが朝起きて仕事に行きたくないと思い始めたら、その仕事を辞めるときだろう。
今のところこの仕事が好きだし、イヤだとは思ったことがない。
ちなみに明日は休みなんだ。うははははは」
とサイモンは嬉しそうに笑った。
わしは、毎朝いやでいやでウツなんですけど(汗)。

レッスン本題はやはり新聞の切り抜き。
毎回切り抜きを用意してくるのは、ひとえにテキストが嫌いだからにちがいない。

まずは、"We've been discussing Iraq and we are more or less in argument"
と題された一こまマンガ。
熊が"More! More!"と、アンクル・サムが"Less! Less!"と言い合っている。
熊はロシアを示し、アンクル・サムはもちろんアメリカ。
イラクを一刻も早く攻めたがっているアメリカは、"less"というだろうし、
懐疑的なロシアは"more"といって時間稼ぎしてる。
この絵からどんなことが言えるか?サイモンはわしらに訊いた。
こういうとき、まず指されるのは自分である(汗)。
サイモンの解説によると、
アメリカがイラクを占領した後の石油の分け前が問題であるとのこと。
イラク攻撃に協力したはいいけれど、アメリカに石油の利権を全部持っていかれたらたまらん。
"How much cake do you want?"
というわけである。
サイモンのニュース解説は、文字通りのことだけを教えてくれるだけでなく、
その記事の裏側に隠されたヒミツを教えてくれるのでとてもためになる。
いつかTIME誌でも持ってって読んだ記事について意見でも聞いてみようかな。
「アメリカの雑誌は嫌いだ!」
とかいって断りそうではあるが(笑)。

ふたつめはガブリエル(米)。

わし:「T校にいたことあるんでしょ?」
ガブ:「あるよ」
わし:「スティーブは知ってる?」
ガブ:「もちろん。彼はクールだ」
わし:「噂によるとつい最近ここにヘルプで来たらしいんだけど」
ガブ:「ぼくが休みを取った替わりに彼がここへ来たんだよ」
わし:「どこへ行ってたの?」
ガブ:「サンフランシスコとラスベガスに8日間」

だそうです。
Tさん見てますか?情報提供ありがとう。
おかげでのっけのフリートークは助かりました。
(以上私信)

スティーブは英国人で以前うちのNにいた人。
今はT校にいる。
ものすごくゆっくりしゃべるので、当時初心者レベルだったわしにとってはとても聞きやすかった。
サッカーの話題が得意だったので、その点でもやりやすい相手だった。
ずいぶん会ってないなあ……。

ガブが用意したのはボキャブラリー・ビルダーで"National Characteristics"のところ。
これ、最近やったばかりなんですけど……。
"self-confident"についてどう説明するか聞いてみた。
しかし、うまいコトバが見つからなかったガブは他の生徒に
「どう思う?」ってふっちゃった……。
あの〜。ネイティブがどうやって噛み砕いて言うか訊きたかったんですけど……。
そのあとは、国民性というかステレオタイプの話になっていったのはお決まりのパターンか。

レッスンが終わった後、諦めきれなかったわしはサーシャに思い切って聞いてみた。

わし:「パムどこにいるか知ってる?」
サーシャ:「たぶんMじゃない。彼女忙しいから」
わし:「MはVoiceがないから行きにくいんだよね……」
サーシャ:「MにVoiceを作る計画はあるのよ。もうちょっと生徒サンが増えたらやるわ」
わし:「……」(それまで待てるか??)
ちょうど目の前に、わしが暮れにMのスタッフルームへ乱入して強引にパムに会ったときのスタッフがいたので
わし:「Mへパムに会いに行ったとき彼女が快く承諾してくれたんですよ(日本語で)」

サーシャはウケた。
彼女は「快く」なんていう日本語を知っているのである。
おそるべし!

Nのあとはうちで休憩。
酷い疲労のせいか夕方まで寝てしまった。

夜から元N講師Jとサシで飲む。
彼とはこれで2回目。
彼とわしは同じ会社で働いているのだ。
以前日記に登場した居酒屋の娘の店へ行ってみることにした。
幸いにもその娘はいた。
日本語と英語を交互で話しつつ杯を傾けるというのも、シュールで味わい深いものがあった。
彼はだいぶお疲れのようだったので、早めに切り上げ9時過ぎにうちのNへ行ってみることにした。
サーシャはたいてい遅いシフトだからいると思ったんだよね。
しかし、彼女はいなかった。
ずいぶんと前に帰ったとのこと。
あちゃー!運が悪かった。
もし、また飲む機会があったら懐かしいメンバーにぜひ会わせてあげたいなと思った。




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