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活字中毒R。
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2008年12月31日(水)
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「活字中毒R。」 2008年総集編
本年も、「活字中毒R。」におつきあいいただき、ありがとうございました。
大晦日ということで、今年僕の記憶に残っていたり、反応が多かったものを10個振り返って、2008年の締めにさせていただきたいと思います。
(番号は便宜的につけたもので、「順位」ではないです)
(1)桜庭一樹さんに直木賞をもたらした、角川スニーカー文庫の編集者の言葉 (2/21)
今年は桜庭さんの著書をたくさん読ませていただきました。この編集者の言葉、「書く」人にとっては、すごく参考になると思います。
(2)「コピーライターとしての資質を一瞬で見抜く」ための、たった一つの質問 (2/26)
こういう「簡単そうな質問」で、「わかる人にはわかる」のですね。面接される側は、こういう質問に即答できるように日頃から意識しておいたほうがよさそう。あんまりこだわりすぎても、それはそれでちょっと感じ悪いかもしれませんが。
(3)「所詮、『忙しさ』なんてその程度のものだ」(2/29)
どんなに「忙しい」人でも、時間のやりくりを工夫すれば「自分の時間」をつくることは不可能ではないのでしょう。けっこう、自分の忙しさに酔ってしまっている面もあるのかなあ。自戒をこめて。
(4)『赤ちゃんポスト』に捨てられた「障害を持つ子ども」(4/12)
この話、僕の中ではずっと答えが出ていません。けっして「面白い話」ではないのですが、もう一度御紹介しておきます。
(5)『徹子の部屋』が、「一切編集をしない」3つの理由 (5/25)
黒柳さん凄すぎです。長寿番組に隠されたこだわりの数々。
(6)詩人アンドレ・ブルトンが、ある物乞いに贈った「キャッチコピー」(7/22)
言葉の力。あるいは、人間はイメージにどれだけ左右されやすいか、について。
(7)「十人のうち九人まで汚職している環境で一人だけ清潔なら、どうなると思う?」(7/27)
こういう状態が「よくない」とは思うのですが、ここまでそれが「常識」になってしまっていると、どうすれば改善されていくのか見当もつきません……
(8)押井守監督が語る、「『うる星やつら』の友人関係」(8/14)
今年は新作『スカイ・クロラ』が公開されたこともあり、押井監督はかなり積極的に活動されていました。「身も蓋も無い」話ではあるのですが、こういう考え方を知っておくのはマイナスにはならないと思います。
(9)宮崎駿監督を悩ませた、『風の谷のナウシカ』の「3つのラストシーン」(8/31)
僕はいまのラスト以外にはありえない、と思っていたのですが、宮崎駿監督はまったく別のラストも考えていたそうです。あれだけ評価されている作品なのに「今でも迷ってる」っているのは、創作者の業みたいなものなのかなあ……
(10)本物の科学者は「現代の科学では説明できない」とは言わない。(11/17)
「本物の科学者」と「ニセモノ」との見分け方。「自分はエセ科学なんかには絶対にだまされない!」と信じている人にこそ、読んでみていただきたい話です。
「総集編」と、「今年の最後にもう一度御紹介しておきたい話」10日分。
今年はとくに、「ものをつくる人」の話をたくさん採り上げてきたような気がします。僕は自分に創作の才能がないせいか、「つくっている人」にすごく憧れてしまうんですよね。
今年はなかなか時間がとれなかったこともあり、去年よりさらに更新頻度が減ってしまいました。
にもかかわらず、毎日たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。
やはり、読んでくださる人がいる、というのが、最大にして唯一のモチベーションなので。
紹介してくださった、ニュースサイト、ブログ各位にも、厚く御礼申し上げます。
来年はもっと更新できなくなってしまいそうなのですが、週2〜3回更新のペースで、のんびりやっていければと考えております。
どうか引き続きお付き合いくださいませ。
『いやしのつえ』
のほうも、ひとつよしなに。
あと、『本の雑誌』も応援してくだされば嬉しいです。
(僕は関係者じゃありませんが、1ファンとしての個人的なお願いです)。
それでは皆様、よいお年を!
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