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2007年06月18日(月) ■ |
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CMタレントとしての『ドラえもん』の契約金 |
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『TVBros。 2007年12号』(東京ニュース通信社)の特集記事「ブロスの『広告批評』」より。
(「ギャラにまつわるエトセトラ」という、タレントのCMの契約金についてのコラムより)
【業界には”日本人タレントのCMのギャラ(契約金)の上限は1億円”という空気があるようだ。この上限に該当するのは大女優・吉永小百合クラス。しかし、その活躍が世界規模ともなると、それ以上になることもある。渡辺謙のギャラは今や1億5千万円とも! また、松井秀喜やイチローも1億円を優に超える。 しかも、だ。タレントにはこの契約金以外に、「出演料」なる金も発生するそうなのだ。業界の相場では、CMの場合、1回の撮影につき契約金の10%、ポスターなどのスチールは5%、ラジオやナレーションは3%が契約金とは別に支払われるのだとか。
一方で、そんな高額なギャラをもらうタレント・スポーツ勢にも負けない高額集団がいる。それはアニメキャラクター。最も高額と言われているのが、ドラえもんとサザエさんで、どちらも1億円程度。しかも、この契約金とは別に、アニメ放送の番組枠のスポンサーになることを求められることもあるというのだから、しっかりしている。 余談だが、サザエさんは、一家総出であろうが、カツオだけだろうが、極端な話、イクラちゃんだけだろうが、誰がCMに出ても1億円らしい。1億円払って「バーブー」とだけ言わせる風狂なCMに今後期待。まあしかし、こう見るとアニメキャラは高いようにも見えるが、まずスキャンダルはないし、国民的認知度もあるし、お買い得と見る向きもあるようだ。】
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「CMのギャラが3千万円!」なんていう話を聞くと「やっぱり芸能人って儲かるんだなあ」と驚くばかりなのですが、実際は、その「契約金」以外にも、CMやポスターを新しく撮影するたびに「別料金」が発生するようになっているそうです。本当にタレントにとってCMというのは本当に「オイシイお仕事」だよなあ。スキャンダルに対して事務所が敏感になるのも当然の話。やはり「高額のギャラのタレント」は、それなりの大企業でしか起用されていませんしね。
しかし、このコラムを読んでいて僕が驚いたのは『ドラえもん』『サザエさん』といった、アニメキャラの「CM出演料」の高さでした。 言われてみれば、「国民的アニメ」のキャラクターたちの知名度は、そんじょそこらの「有名タレント」の比ではありませんし、視聴者の好感度も高いはずです。少なくとも「ドラえもん」や「サザエさん」が出てきただけでチャンネルを替えたくなるくらい嫌い、という人はほとんどいないように思われます。それにしても、「1億円」という高額のギャラ、それに加えて「テレビ番組のスポンサーになること」まで求められるというのですから、そのCMタレントとしてのステータスの高さは、「日本有数」と言えるのではないでしょうか。まあ、キャラクターのイメージというのがありますから、「サザエさんが出演する消費者金融」とか「ドラえもんが登場するパチンコ屋」とかは、いくらお金を積んでも難しいのでしょうし、だからこそ、みんなこれらのキャラクターに対して「安心」できるという面もあるのですが。
これを読んでいて思い出したのですが、『サザエさん』一家が出てくるCMって、みんな必ず「一家総出」のような気がします。今まではそれを疑問に感じたことも無かったのですが、作る側からすれば「1人でもみんなでもギャラはおんなじ」なので、どうせならみんな出したくなるのも当然ですよね。
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