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2005年02月16日(水) ■ |
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オタクと恋する女たち |
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「ダ・ヴィンチ」2005年2月号の特集記事「オタクの恋」より。
(オタク男子と「恋をした」女性たちの体験談を集めた『オタクと恋する女たち〜実録・私の彼氏もオタクだった!』の一部です。)
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【たしかにオタクファッションは千年の恋も醒めるモノ。しかし一方ではこんな話も。『派遣先のデザイン会社でひときわお洒落だった彼に一目惚れして」というBさん(27歳)のケースだ。 「すぐに同棲を始めたんですが、ある日、家に帰ると中から『ヒヒヒ』という笑い声が。ドアを開けたら、彼が床に寝そべって『ファミ通』を読んでいたんです。『小学生が読む雑誌じゃないの』と責めたら『藻前(おまえ)は逝ってよし』って……。日常会話で2ちゃんねる用語は参りました。休日は家で、一日中オンラインゲーム。でも気が弱いので私が怒っても喧嘩にならない。つき合うにはリードできて楽」 改造するもよし、脅す(!?)もよし。オタクとの恋にはそれなりの利点があるのだ。】
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いやまあ、こういう体験談っていうのは、本当のことばかりじゃなくて、アルバイトの人とかが捏造していたりするらしいし(西原理恵子さんは、昔、食うためにエロ雑誌の「女子大生の体験談コーナー」の記事をひとりで何本も創作していたということですから)、いくらなんでもこれは…と思いつつ、僕はこの「体験談」を読みながら、絶句していたのです。 えっ、『ファミ通』って、世間一般的には、「小学生が読む雑誌」なの?休日は一日中オンラインゲームって、やっぱりダメ?とか(僕の場合はネットですけど)、まさか「気が弱いからリードできて楽だ」とか、思われているのか?とか。 …本当に当たっていそうで怖いなあ、これ。
でも、こういうのって、なんだかちょっと不公平な気もします。多くの女性は、「少年のココロを持った男って素敵!」とか言って、いい年して趣味のスポーツに熱中している男性には寛容なのに、その「少年のココロ」が向かう先がゲームとか機械いじりだったら、とたんに「そんな子どもっぽいことにばっかり夢中にならないで!」と言い始めるんだもの。
まあ、そんなこと言いながらも、「好きな趣味さえある程度自由にさせておけば、陰で浮気とかに走らない男」のほうが、扱いやすいし自分も気を遣わなくて楽、という女性もけっこう増えてきているような気もします。他の女性にちょっかいを出すほどエネルギーが有り余っている男よりは、確かに「安心」だし、「電車男」みたいに、すれていないだけ自分好みに「改造」しやすい面もあるのかもしれないし。
結局、「人間の女性の中で私が一番ならいい」というほど割り切れる人はそんなにいないだろうし、「私とゲームとどっちが大事なの?」という結末になる場合も、少なくはないんでしょうけどねえ。 実際に一緒に生活するとなると、どんなに大事な趣味でも、コストやスペースの問題も無視できないからさ……
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