初日 最新 目次 MAIL HOME


活字中毒R。
じっぽ
MAIL
HOME

My追加

2004年12月05日(日)
「イエローキャブ」の内紛と出る人、残る人

日刊スポーツの記事より。

【内紛劇で揺れる芸能事務所イエローキャブの野田義治前社長(58)と佐藤紳司新社長(48)が2日、別々に取材に応じた。佐藤氏は「野田氏が大株主に無断で増資した責任を取り辞任した」と経緯を説明。取締役を一新し、新体制で同事務所を運営する意向を示した。タレントの移籍は本人の意思に任せる方針だが、現在のところ山田まりや(24)雛形あきこ(26)MEGUMI(23)以外は残留することになるという。
 一方、野田氏は「言えることは経営方針の違いで辞めた。船頭は1人でいい」とだけ話した。野田氏はイエローキャブとは別の芸能事務所サンズを保有しており、今後はサンズ社長として雛形らのマネジメントを行う。】


デイリースポーツの記事より。

【タレントの根本はるみ(24)が4冊目の写真集「N2」(11月24日発売)の発売記念握手会を4日、都内で開いた。
 所属事務所「イエローキャブ」の野田義治社長(58)退任問題で揺れた数日だったが、「デビューからお世話になってる人なんで、これからもよき相談相手です」と人としてのつながりは切れていないことを強調。イエローキャブ残留については「手続きがすごく大変そうなので、今までどおりです」と話した。】

〜〜〜〜〜〜〜

 あの「イエローキャブ」の内紛劇、外から見れば、結局何が変わるんだろう?という感じでもあるのですが、いわゆる「名前が売れている」人では、山田まりや、雛形あきこ、MEGUMIの3人が野田前社長についていって、小池栄子、佐藤江梨子、根本はるみの3人をはじめとする、山田さんたち以外のタレントは、残留することになる、というのが今の情勢らしいです。
 まあ、こういうニュースを聞くと、「山田さんたちは、きっと野田社長派というか、野田社長にかわいがられていた人たちで、小池さんたちは、どちらかというと「冷や飯を食わされていた」人たち(まあ、自分でそう思っていた、というのも含めて)なのだろうな、とか、僕はつい考えてしまうのです。
 また、【「新イエローキャブは、ピークをすぎた山田や雛形の“リストラ”も視野に入れていて、野田社長は、親兄弟の面倒を見ていた山田と、離婚して子供を育てている雛形を助けたい気持ちが強い」】というような関係者の話もあるようですし。
 ただ、この根本はるみさんの「手続きがすごく大変そうなので」というコメントを読んで僕が思ったのは、「残る、残らない」というのは、ものすごく複雑な事情が絡んでいる一方で、単に「手続きがめんどくさいから」とか「現状に満足しているから」というような理由の場合もあるのだろうな、とも思います。残った人間が、必ずしも「野田社長が嫌い」だったわけでもなく、ついていく人間が「社長に恩義を感じている」という理由だけでもなく。どんなにいい貸家を見つけても「引っ越す手間」を考えれば、なかなか引越しには踏み切れないように(僕のようなめんどくさがりはなおさら)、もともと、そういう「変化」に対して積極的な人がいれば、消極的な人もいるだろうし。

 「リストラ候補」に挙げられていた人たちは、「出て行かないと、自分の出番は失われていくだけ」だし、残る人は、「残留することによって、事務所内での自分のポジションが自然にアップしたり、仕事が増える可能性がある」という面もあるわけで。

 結局は「野田社長に対する個人的感情」だけが残留するかどうかの決め手ではない、ということなんでしょうね。もちろん、それは大きなファクターのひとつだとしても。
 それでも、雛形さんとかがついてきてくれるんなら、僕も会社辞めてもいいなあ、とか考えたりもするのですけど。