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2004年09月23日(木) ■ |
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「スチュワーデス物語」の復活と「乳姉妹」? |
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スポーツ報知の記事より。
【「スチュワーデス物語」「不良少女とよばれて」など1980年代にお茶の間を沸かせた人気ドラマがDVDで“復活”する。大映テレビドラマシリーズ9作品がDVD発売されることになり、22日、東京・六本木のヴェルファーレで会見が行われた。伊藤かずえ(37)、松村雄基(40)、いとうまい子(40)、杉浦幸(35)が出席し、撮影当時の苦労、思い出話に花が咲いた。
派手な効果音、とっぴな物語設定、しつこいアクション。四半世紀の時を越えて懐かしのドラマがよみがえる。発売されるのは「スチュワーデス物語」など9作品でいずれも高視聴率を記録し社会現象にもなったドラマだ。
当時のプロデューサー・春日千春さんは「『不良少女とよばれて』は再放送でも視聴率27%だった。でも『教育上よくない』と抗議を受けて終わった。まさかもう一度見られるとは…」と“幻の作品”の復活に喜んだ。
会見に出席した出演者も感慨深げ。伊藤が「大映作品に参加させていただかなければ、今の私はなかった。ありがたいけれど、20年前の映像が見られるのは複雑」と笑うと松村も「10代から20代の前半まで、(共演者とは)家族より長い時間をすごしたからね」。
また、いとう(当時は伊藤麻衣子)は「『不良少女―』にどうしても出演したくてプロデューサーの自宅に電話して『やらせてください』と訴えたら『タヌキ顔にはできない』って言われて…」と当時のエピソードを披露。伊藤が「流石(さすが)」というせりふを読めず「りゅうせき」と読んでしまい、松村から四字熟語を教えてもらったこともあり「青春、撮影所が学校でした」と振り返った。
現在、ブームとなっている韓国ドラマにも影響を与えたといわれる大映ドラマ。「ヤヌスの鏡」主演の杉浦も「今のドラマの原点」と言い切る。いとうは「続編? 大映(作品)はきついので、若くないとできないですけれど、話が来たらやります」と続編に乗り気?だった。
◆発売作品と発売日
▼「スチュワーデス物語」 ▼「花嫁衣裳は誰が着る」(11月17日発売) ▼「不良少女とよばれて」 ▼「アリエスの乙女たち」(12月15日発売) ▼「乳姉妹」 ▼「ヤヌスの鏡」 ▼「少女に何が起ったか」(05年1月1日発売) ▼「ポニーテールはふり向かない」 ▼「スタア誕生」(2月2日発売)】
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ああ、懐かしいです大映ドラマ。 とくに「スチュワーデス物語」なんて、当時は凄い大ヒットで、堀ちえみさんの「ドジでのろまなカメです!」とか「ヒロシ…」と呟きながら手袋を外す片平なぎささんなどは、当時小学生だった僕たちの間では、大流行だったのです。 もちろん、内容に真剣に感情移入していたわけではなくて、「ネタとして」楽しんでいたわけですけど。 今から考えたら、「スチュワーデス」が女性の憧れの職業になったのは、このドラマの影響がけっこう大きかったような気もします。 いや、このドラマを観て、なぜ「スチュワーデスになりたい!」と思う人が増えたのかは、正直よくわからないのですが。
上に挙げてある作品のなかで、僕の記憶に残っているのは「スチュワーデス」と「不良少女と呼ばれて」「アリエスの乙女たち」「ヤヌスの鏡」くらいなのですが、考えてみると、これらの「大映作品」に出演した人たちというのは、結局、これ以上の「代表作」に恵まれなかった人がほとんどのような印象もあります。 伊藤かずえさんとか松村雄基さんなど、実際の本人のキャラクターとは無関係に、僕の中ではずっと「不良」だものなあ。 堀さんは「ドジでのろまなカメ」で、風間さんは「教官」。 ひょっとしたら、あのあまりに「濃すぎるドラマ」というのは、「役者のイメージを固定してしまう」という意味では、「役者泣かせ」だったのかもしれませんね。 それにしても、当時は「ヤラセだ」とか「リアリティがない」「わざとらしい」とか文句ばかり言いながら大映ドラマを観ていた僕たちが、逆に今は上戸さんの「エースをねらえ!」とかを「あの過剰さが懐かしい!」なんて言いながらネタとして楽しんでいるのですから、時代というのは変わっていくものです。
ところで、この作品リストを見ていて「乳姉妹」というタイトルに、一瞬「叶姉妹?」と絶句してしまったのですが、ようやく今思い出しました。 これって確か、「ちきょうだい」って読むのです。 そういえば、当時も「なんてタイトルなんだこれは…」と唖然とした記憶が蘇ってきました。 内容は、全然そんなのじゃなかったんですけどね。
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