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2004年03月25日(木) ■ |
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関西人は「白い巨塔」がお好き? |
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サンケイスポーツの記事より。
【23日に放送されたSMAP・草なぎ剛(29)主演のフジテレビ系「僕と彼女と彼女の生きる道」の最終回の視聴率が、全12回で最高となる27.1%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)を記録したことが24日、分かった。 同作は草なぎ扮する無感動のエリートサラリーマンが、長女の成長とともに優しさと温もりに目覚めていく人間ドラマ。放送当初から、心の変化をうまく表現した草なぎの演技力が高く評価されたようだ。関西地区では29.5%を記録した。】
共同通信の記事2つ。 【22日夜に放送された、木村拓哉さん主演のフジテレビ系連続ドラマ「プライド」最終回の視聴率は、関東地区で28・8%、関西地区で27・2%だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。 瞬間最高視聴率は、番組終盤に関東で33・2%。関西で31・5%を記録。全11回の平均視聴率は関東地区が25・1%、関西地区が26・1%だった。 番組は、SMAPの木村さんが1年ぶりにドラマで主演。実業団のアイスホッケー部を舞台に恋や友情を描いた。】
【18日にフジテレビ系で放送された人気ドラマ「白い巨塔」の最終回視聴率が、関東地区で32・1%、関西地区で39・9%を記録したことが19日、ビデオリサーチ(東京)の調べで分かった。1978年に田宮二郎さん主演の前作が最終回で記録した31・4%を超えた。 特に主人公の財前五郎教授が亡くなった終盤近くの午後11時すぎには、関東地区で36・9%の瞬間最高視聴率を記録。ドラマの舞台となった関西地区では45・7%に達した。 今回の「白い巨塔」は唐沢寿明さんの主演で昨年10月から約半年間にわたって放送され、全21回を通じての平均視聴率は関東地区で23・9%、関西地区で26・0%だった。】
参考リンク:『れんドラ110』
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今期のテレビドラマは、好調な作品が多かったようで、とくにSMAPのメンバー主演のものと「白い巨塔」の視聴率は、かなり頻回に話題になりました。僕自身は、「白い巨塔」以外のドラマは、ほとんど観ていないのですけど。
ところで、こうして3つほどテレビドラマの視聴率の記事を並べてみたのですが、実は、前から疑問に感じていたことがあるのです。 それは、「どうして、関東と関西、別々に集計しているのだろう?」ということ。 確かにスポーツ中継とかなら、そのチームがフランチャイズの地域であれは当然視聴率がいいだろうし、そうでなければ視聴率は落ちるだろうと思うのですが、テレビドラマなどでは、そんなに違いはないと予測していたのですが。 これが、けっこう違いがあるんですよね。
上に挙げた3つのドラマでは、「プライド」だけが関東優位で、「白い巨塔」と「僕と彼女と…」は、関西のほうが視聴率が上でした。僕はこれを見て、「話題になるドラマを観たがる関東人」「人情モノに弱い関西人」とか、「やっぱり、白い巨塔は、浪速大学が舞台(某O阪大学がモデル、なんて言われていますが)だからかなあ…」なんて考えたのです。しかし、「白い巨塔」の登場人物で、コテコテの関西人は西田敏行が演じていた財前の義父だけだったような気もするんですけど。「舞台が関西」というだけで、ここまで視聴率が違うものなのでしょうか?関東と関西で8%も違うなんて…
ただ、参考リンクの「連ドラ110」でこの3ヶ月分を調べてみると、「僕と彼女と…」は、だいたい関西優位なのですが、関東・関西に大きな違いはない程度、「プライド」も、回によっては、関西優位の場合もあったようです。「白い巨塔」だけは、終始「関西の視聴率の方が、圧倒的に高い」という傾向がありましたが。 その他のドラマについては、「砂の器」も東西同じくらいだし(ただし、全体的にドラマは関西のほうが若干視聴率が高めなので、「砂の器」は関東ウケしているのかもしれません)、他のドラマも、もともと視聴率がそんなに高くないものが多いのもあって、目だった東西の違いはありませんでした。
正直「地元意識」というのが希薄な僕にはどうにもよくわからないのですが、こんなに「白い巨塔」が関西ウケしているのは、やっぱり舞台が関西だからなのでしょうか?ドラマとしては、西田敏行の喋り言葉くらいなのに。「地元が舞台」というのは、ここまで視聴意欲をそそるものなのかと、疑問でなりません。 「白い巨塔」は、ドラマ自体も面白かったとは思うけど、どうしてこんなに違いが出たのでしょうか? 「地元意識」だけで説明できるものなのかな、これって。
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