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2004年02月29日(日) ■ |
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サッカー日本代表はつらいよ |
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スポーツニッポンの記事より。
【サッカー日本代表の7選手がW杯アジア1次予選オマーン戦に向けて合宿を行っていた9日夜、茨城県神栖町の宿舎から無断外出した上に飲酒し、キャバクラで騒ぎを起こしていたことが分かった。一部週刊誌にも報じられ、日本サッカー協会は全員から事実確認を終え次第対応を決める。7選手はFW久保竜彦(27)=横浜=、FW大久保嘉人(21)=C大阪=らで、解任騒動が終結したばかりのジーコジャパンがまた激震に見舞われた。
問題の夜は2月9日。カシマスタジアムで行われた7日のマレーシア戦で4―0と快勝した2日後、W杯予選オマーン戦の9日前だった。
久保、大久保のほか、MF小笠原満男(24)=鹿島=、MF奥大介(28)=横浜=、MF山田卓也(29)=東京V=、DF茂庭照幸(22)=FC東京=、GK都築龍太(25)=浦和=の計7人が、神栖町の宿舎から無断外出した。関係者によれば、同町の焼き肉店に行ったところ閉まっていたため、キャバクラに移動し、深夜11時半ごろ宿舎に戻ったという。
日本代表は合宿の際、外出を禁じていないが、野見山篤代表部長に届け出て許可を得ることが義務付けられている。ところが、7人は無届け。しかも、キャバクラでは酔った久保と大久保が中心となって他の客に寿司を投げつけたり、女性店員とトラブルを起こしたもようだ。
7人中5人が11日に代表から外れたが、事件は当時まだ発覚しておらず、メンバー選考との因果関係はないもよう。
久保のゴールで1―0と辛勝したオマーン戦後、22日にジーコ監督の解任を求めるデモが行われており、日本代表を取り巻くムードは決して良くない。27日に川渕三郎キャプテン(67)がジーコ監督と会談して騒動がひと段落したばかりだというのに、今度は選手の醜聞。ジーコジャパンがピンチに見舞われた。】
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もし試合終了間際の久保の決勝ゴールで辛勝したオマーン戦が、あのまま引き分けだったりしたら、これはもう大問題になっていたかもしれませんね。しかし、実際に決勝点を挙げたのは、この「ルール違反」を犯した久保選手だったわけで、結局、うやむやになってしまいそうな気もします。 それにしても、焼肉屋が閉まっていたからといって、キャバクラにはいかないだろ!(目的があまりに違いすぎる)とか、何も無断外出した上にトラブルまで起こさなくても…とは思うんですけどね。 確かに、サッカー日本代表に対するプレッシャーというのは相当大きいでしょうし、選手もストレスが溜まっているんでしょう。それは理解できるのです。キャバクラでのトラブルも、他の客に絡まれたりしていたのかもしれないしね。
僕がこの記事を読んで感じたのは、この代表(候補)選手たちの愚行よりも、「ここまで、サッカー選手たちに対して僕らが一喜一憂してあげる必要があるんだろうか?」という疑問でした。 なんというか、「まあ、勝手にやってれば」という感じ。僕はジーコ監督が代表監督として有能とは思えないのですが、「ジーコやめろ!」とか、たった70人くらいの人々がデモをやっただけで動揺していては、いつまでたってダメだろうと思うし。これだけ「サポーター」がいれば、70人くらいは「無視していい数」なんじゃないでしょうか?
「とんでもない連中だ!」とかサッカーファンたちは選手たちに憤りを感じているんでしょうけど、僕は「まあ、こんなもんだろうなあ」という気がするんですよね、実際のところ。 そんなにみんな、たいしたもんじゃないだろう、なんて。 それでも、みんな、小学校や中学校では口パクの「君が代」を熱唱して、スタジアムで熱狂的に「日本代表」を応援するんですよね。「応援している自分」に酔うために。みんなが好きなのは、「サッカー」じゃなくて、「こんなにも日本代表を応援している自分」なんだよね、きっと。
しかし、いくら酔っ払っていても「寿司を投げる人」なんて見たことないよ…オトナとして情けない。 どんなにサッカーがうまくても、食べ物は大事にしたほうがいいですよ、人間として。
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