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2003年12月31日(水) ■ |
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「活字中毒R。」・2003年総集編<前編> |
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とりあえず大晦日ですので、今年の「活字中毒。」を振り返ってみようと思います。 ベスト版、というよりは、なんとなく記憶に残っているもの10本。
今年1年分と思ったのですが、選びきれなかったものですから、とりあえず、今日は2003年上半期分、年明け最初に下半期分をやりたいと思います。
それでは、まず上半期の10本をどうぞ。
(1)1月11日 ブラックジャックの生存証明。
ほんと、「純粋に他人のために生きる」というのは、難しいことですね。誰にとってもやっぱり、「人生の主役は自分」なわけで。
(2)2月2日 美しいおなごは、鼻持ちならぬ!
モテるのも、意外と大変みたいなんですよね。何事もほどほどが一番なのかも。
(3)2月5日 作家・中島らも氏の「麻薬取締法違反」に思う。
今はもう、すっかり「復帰」されているのですが。「麻薬使用者を擁護するなんて」と言われもしましたが、好きなものは好き、なんだよなあ。 別に麻薬が好きなわけじゃないんだけど。
(4)3月17日 「人間の盾」と「守られるべきもの」
2003年は、「命の価値」というのを考えさせられる年でした。「価値ある死」なんて、本人には決められないことだし。
(5)4月7日 「構ってほしくて」自作自演する人の悲劇。
人間って言うのは、「与えられること」に貪欲で、「与えること」に吝嗇なんだよなあ…
(6)4月18日 「土日がつまらない!」と嘆く子供たち。
大人になって、「ヒマだなあ」と感じることはなくなったのですが、今から考えると、子供には「ヒマな時間」が必要なのだと思います。
(7)5月7日 永遠の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」
人生のある時期読んでおくべき小説というのはあると思うのです。「キャッチャー…」は、まさに「10代に読んでおくべき小説」かと。
(8)5月30日 「フリーターは自由だ」という幻想に騙されるな!
本当は、好きでフリーターやってる人って少ないみたいです。
(9)6月13日 「もしかして、おまえ、血液型B型だろ?」
実際、ネット上のコミュニティの多くは、こういう「マイノリティ意識」に支えられているような気がします。
(10)6月21日 「引用は、選んだ人間のオリジナルである」
「誰にも全く影響されていない完全オリジナル」なんて、この世に存在しえないわけで、どこまでがオリジナルかっていうのは、難しいなあ。
<あとがき>
こうして「ほぼ一年間書いてきて思うのは、やっぱりデキにも波があるし、今読むと、どうかなあ?なんて感じるものもあるのですが。 実際、書き直したい、というようなものもありますし。 初期は「読んだ本の中から、気になった文章を抜き出す」というコンセプトではじめたこの「活字中毒。」なのですが、今ではすっかり、ニュースに対する言及が多くなってしまいました。それもなんだか、僕としては不本意なところではあるのです。 あと、どんどん長くなってきているのは、書く側としても課題ですね。 なるべく、「サラッと読めるくらいの長さ」におさめたいところです。
なにはともあれ、今年1年、「活字中毒。」→「活字中毒R。」を読んでいただいて、ありがとうございました。 来年は、少し更新頻度が下がっても、なるべく自分で満足できるものを書いていければなあ、と思っております。
そうそう「いやしのつえ」のほうも、どうぞよろしくお願いします。
それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
※次回は1月2日くらいに<2003年総集編・後編>を更新して、通常更新は、1月4日からの予定です。
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