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2003年11月21日(金) ■ |
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マイケル・ジャクソンこそ大人に虐待されているのかも。 |
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毎日新聞の記事より。
【米カリフォルニア州サンタバーバラ郡保安官事務所は20日午後(日本時間21日朝)、子どもに対する性的虐待容疑で米歌手マイケル・ジャクソン容疑者(45)を逮捕した。
米CNNテレビによると、同容疑者は逮捕後、3百万ドル(約3億2千800万円)の保釈金を払い、同郡刑務所を出た。同容疑者側は性的行為を全面的に否定、法廷で闘う構えだ。
撮影のためラスベガスに滞在していたジャクソン容疑者は自家用ジェット機で20日午前、同郡の空港に到着。身柄を拘束され、警官らの先導で保安官事務所と向かい合う郡刑務所に車で移動した。この際、後ろ手に手錠をされていた。
容疑者の代理人マーク・ゲラゴス氏は報道陣に「容疑は全くのウソで、法廷で全面的に闘う」と語った。
保安官事務所は18日、郡内の「ネバーランド」と呼ばれるジャクソン容疑者の自宅兼遊戯施設を捜索。19日までに逮捕状が用意され、代理人が保安官事務所と交渉した後、出頭を決めた。
幼少のころから天才シンガーとして脚光を浴び「スリラー」などの世界的大ヒットで知られるジャクソン容疑者の捜査を全米のメディアは連日、大々的に報道。保安官事務所周辺には19日から報道陣が詰め掛け、空港から複数のヘリが移動の映像を細かく伝えた。】
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マイケル・ジャクソン、「子どもに対する性的虐待容疑」で逮捕! って、凄くショッキングなニュースらしいのですが、僕は「ああ、そう」というくらいにしか思えなかったんですよね、これを聞いて。 マイケルは以前にも同様の容疑で起訴されたことがあったのですが、その際には多額の金を払って被害者と「和解」していましたし。
日本でもかなり話題になった「マイケル・ジャクソンのすべて」を観ると、マイケルの人生観や金銭感覚は、世間一般の常識からすれば、かなり外れていたような印象でした。それには、子供の頃から大スターで「子供時代」が無かったマイケル・ジャクソンという人間の「歪み」みたいなものが反映されているのかもしれません。
しかし、今回の疑惑については、僕はちょっとだけ、マイケルに同情してしまうのです。 前回の事件は「マイケルにそんな趣味があるとは知らなかった」ということかもしれませんが、今回の事件については、「マイケル・ジャクソンには、そういう『嗜好』がある可能性が高い」というのは、公然の事実だったはずです。 別にマイケルは子供たちを誘拐・拉致してきたわけではなくて、普通に「招待」しただけのはずですから(もちろん、イタズラするよ、とは言わなかったでしょうが)、「ネバーランド」に行くことを許可した子供の親や周囲のオトナたちに対して、僕は疑念を感じずにはいられないのです。 彼らのうちには、「もし自分の子供がそういう目にあったら、マイケルを訴えてガッポリせしめてやろう」という目論見があった者もいたのではないかなあ、と。 地雷原に踏み込んでいって、「なんでここに地雷が埋まってるんだ!」なんて怒る人がいれば、やっぱりおかしいですよね。 逆に、もし彼がマイケル・ジャクソンでなければ、「子どもに対する性的虐待容疑」の既往がある男の家に、自分の子供を近づけたい親がいると思いますか?
マイケルが「嵌められた」とまでは言いませんが、マイケルを食いものにしているオトナたちがたくさんいる、というのも事実だという気がします。 最初から、子供を近づけないようにしておけばよかったのに。 性的嗜好なんて、そんなに簡単に変わるものではないでしょうし、「子供好き」の周りに子供がウヨウヨしているような状況では、本能に負けてしまいやすいのも仕方ないかなあ、なんて。 僕だって、自分の家に素っ裸の魅力的な女性がたくさんいたら(しかも相手が自分に憧れていたりすれば)、間違いを起こさない自信はないです。 それに、マイケルの行為には、かなり尾ひれがついてしまうでしょうし。 (もっとも、あのドキュメンタリーからすると、尾ひれがつかなくても常軌を逸しているのは確かですが)
ところで、僕が「マイケル・ジャクソン逮捕」の一報を聞いて最初に思ったのは、「販売自粛にならないうちに、ベストアルバム買っておかないとなあ」ということだったんですよね。 わざわざ逮捕されに行ったと思ったら、あっという間に3億円積んで保釈されてしまいましたし、ひょっとしたら、これもプロモーションの一環なんてことは…
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