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2003年07月24日(木) ■ |
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「成人女性の2人に1人は体調不良」らしい。 |
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時事通信の記事より。
【女性が体の衰えを感じ始める年齢は32歳、2人に1人は体調が悪い−。明治製菓ヘルス・バイオ研究所が首都圏の20歳以上の女性約3600人に行ったアンケート調査で、身も心も疲れている現代女性の実態が浮き彫りになった。 心や体に衰えを感じるかという質問に対し「よく感じる」が20.8%、「時々感じる」が69.2%で、計90%が「衰え自覚者」。20代で早くも82.7%が衰えを自覚していた。 「衰え」を自覚し始めた年齢を聞いたところ、20代では27.0歳、30代は31.1歳、40代は37.0歳で、平均すると32.3歳。 日々の体調については「よくない」(4.7%)と「あまりよくない」(41.6%)を合わせ、全体の約半数が体調悪化を訴えた。「まあよい」が34.7%、「とてもよい」は3.7%にとどまった。】
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そうか、32歳なのか…ちょうど僕と同じくらいですね。 まあ、僕は男ですが。
自分の同級性くらいの女性は、「最近体が動かなくなってさ〜」とか言いながら、けっこうバリバリにやっている人が多いので、傍目でみると、そんな感じはしないんですけどね。 このアンケートの20代、30代、40代の結果をみると、急速に衰える、というよりは、人間というのは、ある年齢を境に、ずっと「最近衰えてきた…」と思い続けるものなのかもしれませんね。対象年齢が高くなるほど、自覚年齢の平均も上がっていってますから。
ところで、この「現代女性の約半数が体調が悪い」という話なのですが、これを読んで、僕は先日放送された、某「発掘大事典」の「日本人の約80%が『軽うつ』である」という話を思い出してしまいました。 要するに、8割が軽い鬱だというのなら、むしろ、その「軽い鬱状態」の人が現代の「正常」で、残り2割が「躁」なのではないか(いや、ひょっとしたら重鬱(医学的にはこんな言葉はありませんが)かもしれないけど)なのではないか、と僕は感じたのです。
たとえば「現代人の8割に虫歯がある」というような、正常像が具体的にイメージできるようなものならともかく、「精神的に正常とはどういう状態か?」なんて、なかなか規定するのは難しいはず。「異常がなければ正常なんだよ!」とでも答えるしかないですよね、逆説的ですが。
そういえば、僕の周りにも、「最近体調が良い!」なんて人は、ほとんどいないんですよね。「疲れやすい」とか「肩がこる」とか「やたらと眠い」とか、いう話ばかりで。僕自身も、最近胃カメラ飲んだり、胃薬飲んだり、健診で引っかかったりもしているし。 実際、20歳過ぎれば、「全く病気がない」とか「体は絶好調!」なんて思う機会って、ほとんどないんじゃないでしょうか? むしろ、「調子が悪い」と「そんなに調子が悪いとは思わない」の間を行ったり来たりする程度で。 「元気ハツラツ!」という感じの人のほうが、むしろ珍しい。 いや、本当に体調悪ければ、ちゃんと病院で調べたほうがいいですよ、ひとりで悩むより。僕も胃の調子がものすごく悪くて「巨大な胃潰瘍でもつくってるのでは?」と思ってカメラ飲んだら、単なる胃炎でした。 ほんとに胃潰瘍だったら、ものすごくキツイんだろうなあ。胃炎であんなに辛いんだから。
まあ、どの程度を「体調が悪い」と判断するかも人それぞれですし、時代によっても違うと思います。 現代人にとっては、多少体調が悪いと自分で思うくらいが、「普通の体調」なのかもしれませんね。
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