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2003年06月29日(日) ■ |
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ドタキャンもまた、t.A.T.u.のパフォーマンスという解釈。 |
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毎日新聞の記事より。
【ロシアのアイドルデュオ「t.A.T.u.」(タトゥー)が27日夜のテレビ朝日系「ミュージックステーション」の出演を途中でキャンセルした問題で、テレビ朝日は28日、番組のプロデューサー名でファンに謝罪するとともに、タトゥー側に抗議した。ファンから同局などに1000件以上の抗議があった。】
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「お騒がせ」については、折り紙つきの「t.A.T.u.」(t.A.T.u.ですから、こういった事態も予測できなかったわけではないとは思うのですが… それにしても、テレビ朝日に抗議の電話とかした人達も、ちょっとなあ、という感じ。 だいたい、今回の出演拒否事件は、t.A.T.u.側のワガママが原因であって、テレビ朝日の落ち度ではないわけですから。 一部では、出演時の衣装が過激すぎて「胸が露になって放送事故になる」可能性を考えて衣装変更を要請したテレビ朝日側に、t.A.T.u.側が立腹したためとか。 しかし、僕は、t.A.T.u.のワガママさに呆れ果てると同時に、ある意味「勇気があるなあ」とも思ってしまいます。本人たちが意識してやっているかどうかはともかく、こんなドタキャンなどやったら、普通は芸能界から干されたりするんじゃないでしょうか? 自分たちの人気に甘えている、なんて声もありそうですが、ある意味こういう破滅的なパフォーマンスが、t.A.T.u.の人気の要因でもあるわけで。 日本でも何かやるんじゃないか?と期待していた人も多かったはずです。 生放送の最中にドタキャンというのは、ちょっと驚きましたが。 しかも、オープニングには出演していて、だからねえ。
こういう、芸能界のシキタリや世間の仕組みみたいなものに対する挑戦的な態度が、t.A.T.u.の魅力なんだよね、きっと。 ファンにとっても、振り回される快感、とでも言うか。 本当のファンは、残念に思いつつも、テレビ朝日に抗議の電話なんかしないはず。 「それもまた、t.A.T.u.らしいよなあ」って。 そういうt.A.T.u.の行動が報道されることによって、またカリスマ的な人気が上昇し、さらにメディアはそれを利用して稼ぐ…という拡大再生産。 結局、t.A.T.u.は、自分たちが「消費される存在」であるということを自覚して、踊り続けているのではないか、と思わずにはいられません。
いや、僕も観たかったけどね、t.A.T.u. 胸ポロリくらい、いいじゃん。ダメ? 正直、今回観られなかったら、もう観られない、もしくは観なくてもいい存在になってしまうような気もしてたし。
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