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| 2003年05月13日(火) ■ |
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| 免停F1ドライバーにとっての「危険な運転」 |
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ロイター通信の記事より。
【自動車レース、フォーミュラワン(F1)のフアン・モントーヤ(コロンビア、ウィリアムズ)が、スピード違反で運転免許証を押収された。 フランス警察が明らかにした。 モントーヤはフランス南部の海岸沿いを愛車のBMWで走行中、白バイの警官に捕まり、その場で免許証を押収されたという。 フランス国内の制限時速130キロに対し、モンテカルロ在住。 ただ、F1マシンの運転に一般の運転免許は不要であるため、競技参加への影響はない。】
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免許が無かったら、F1のレースに出られなくなるのが当然、と思ったら、そうじゃないみたいです。 サーキットは公道ではないから、というのが、その理由。 まあ、確かに無免許でF1に乗れるわけも無く、というか、「常人にはエンジンもかけられない」そうですが。 そういえば、以前F1のピットレポートで知られている川井さんの著書に、故アイルトン・セナの車に同乗したときのことが書いてありました。 セナは、街中を200キロでぶっ飛ばしながら、時々ハンドルから手を離したりして、笑いながら運転していたそうです。川井さんが「危ない!」と思うような場面でも、鼻歌交じりにハンドルを切操作して、常にギリギリのところでスイスイと危険を避けていたとか。 川井さんは「怖くてたまらなかった」そうですが。
例えば、外国人は針に糸を通せないなんて聞くと、「なんて不器用なんだ」と思いますよね。 でも、それを向こうから見れば、あんなに小さいところに糸を通せるなんて、器用だなあ」ということになるでしょう。 物事に対して「キケン」と判断する基準とか、実際に危険であるレベルは、きっと人それぞれなんだと思います。 そう考えると、僕とF1ドライバーが同じ道路交通法で、同じ道路を走るというのは、ある意味矛盾した行為なのかもしれませんね。 でも、やっぱりモントーヤが街中で運転する車には乗りたくないなあ。 同乗者や周りの車にとっては、かなり怖そう…
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