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2003年05月04日(日) ■ |
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財前直見の現代的女優魂。 |
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日刊スポーツの記事「日曜日のヒロイン」での財前直見さんのインタビューより。
(女優という職業についてのコメント)
【財前「たまたま女優をやっているだけ。人間として成長することが大事。女優というと(イメージは)ネグリジェを着てるとか、猫を抱えながらワインを飲むとか。アハハハハ。役でやるなら楽しんでやるけど、やってることは地味ですから、職人ですよ現場は。料理とか炊事、洗濯。女優だからできないのは理由にならないですからね。】
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現在、フジテレビの看板ドラマ枠「月9」で史上最年長(37歳)の主演女優となっている、財前直見さんのインタビューの一節です。 僕たちが一般的にイメージする女優像というのは、「演技のためには、私生活を犠牲にする」という、「生まれながらの女優」なんですが、財前さんは、そういうのを自ら笑い飛ばしてしまっています。女優は職人である、つまり、職業のひとつに過ぎない、と。 もちろん、役者の中には、現在もすべてを犠牲にして演技に打ち込むタイプの人もいるんでしょうけれど、彼女のこのコメントは、逆に新鮮な印象がありますね。 こういう考え方が、彼女の個性なのかもしれません。 現代的なリアルさ、というか、親近感が湧く、というか。 ところで、僕がこれを読んでいて思ったのは、医者だって、仕事が忙しいから…というのを何でも理由にしちゃいけないのかなあ、ということでした。 しかし、仕事と私生活のバランス感覚というのは、何の仕事にしても難しいことですね。 職業人である前に人間、かあ…
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