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2002年03月31日(日)
2002年3月31日。

毎日新聞の記事より。

<テレビゲーム>90分以上する子は立ちくらみなど増える

 パソコンやテレビゲームを1時間半以上する子供は、立ちくらみや、どうきなどの症状を訴える割合が高くなることが27日、日本学校保健会の調査結果で分かった。

 調査は昨年1〜2月、全国11都県の小学校から高校まで計51校約6900人を対象に実施。身長や体重、睡眠時間などの生活習慣を調べた。

 立ちくらみやめまい、どうき、体のだるさなど「起立性調節障害」の症状の有無を聞くと、中学生の男子14%、女子26%、高校生の男子18%、女子30%が「ある」と答えた。94年度調査と比べて女子で10ポイント以上増加している。

 自宅などでのパソコンやテレビゲームの時間との関連を調べると、「90分まで」の子供より「90分以上」の子供の方が立ちくらみなどを訴える割合が2〜3割高かった。調査報告書は「このような症状を訴える生徒は、パソコンやテレビゲームの時間を90分程度にとどめることが望ましい」としている。

 調査を担当した大澤清二・大妻女子大教授(行動疫学専攻)は「生活の乱れが背景にあり、それを改善すれば症状はほぼなくなる」と話している。 

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その昔、「ゲームは一日1時間!」って言いながら連射していた、ゲームの上手なおじさんがいましたねえ。僕は、一日一時間しかやらなくて、「名人」になんかなれるわけないだろう!と子供心に思っていましたが。
さて、この「パソコンの害悪」を訴える新聞記事なのですが、これによると「パソコンやゲームを90分以上やると、起立性調節障害が起こりやすくなる」という結論なのです。で、これは別にパソコンやゲームに限ったことではなく、座ったまま熱中する作業を一定時間以上続けると起こってくる「肩頚腕症候群」の症状だと思うのですが。
実際、一日90分以上ゲームやパソコンができる子供は、たとえば帰宅部で身体を動かす機会が少なかったり、寝不足だったりするので、ストレスが蓄積されている状態ではあるでしょう。人によっては、身体を動かすことのほうがストレスとなりうる場合もあるのだろうけれど。
それだけ、パソコンやゲームが熱中できるものだということなのかな。

むしろ、8年前より、女子で10ポイントも上昇しているということが、僕には疑問なのですが。
この結果には「女の子」を商品として取り込んでしまった社会のひずみが、現れているような気がするのです。考えすぎ?
それとも、女の子もパソコンやゲームをするようになったからなのか。

それにしても、よく「乱れた生活習慣が」というけれど、今の世の中では、その「乱れた習慣」がスタンダードになってしまっていると思うのですが。
じゃあ、昭和40年代くらいの「正しい生活習慣」に戻れといわれても、困惑してしまうわけで。

でもまあ、症状が出やすくなるのは事実なので、パソコンはあまり長時間やりすぎないようにしたほうがいいのは、間違いないけれど。