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2002年01月23日(水)
2002年1月23日。

昨日の「プロジェクトX」の話の続き。
司会者の「どうしてさまざまな障害がありながら、
健診を続けてこれたんでしょうか?」という問いに、
91歳になる当時の院長が
「そうですね…人を尊敬する気持ち、でしょうか」
と答えていた。

正直、質問の趣旨とはちと外れている解答だとは思うのだが、
なるほどなあ、と感心。
最近、日本の傾向として、「他人を軽く見るほうがカッコいい」
というのがあるんじゃないだろうか。
生徒は先生を信用してないし、患者は医者を信頼していない。
でも、先生や医者からすると、頼られることによるプレッシャーが、
自制心や向上心を産んできた面はあると思うのだ。
自分をバカにしてる生徒にものを教えるのは難しいし、
保身に走るのみ。
医者だって、慇懃無礼になるばっかり。

ときには他人と尊敬しあってみるのも大事だよ、ほんとに。
空威張りばっかりじゃなくってさ。