2009年07月04日(土) |
モンスターVSエイリアン(日本語吹替版) |
監督:ボブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン 声の出演:ベッキー(スーザン) 日村勇紀(ボブ)、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 結婚式当日、花嫁のスーザンは挙式直前に空から降ってきた巨大隕石に直撃し、何故か体が巨大化してしまう。更に軍隊に捕らえられて極秘のモンスター基地に監禁された上、今後は他のモンスター達と共に地球に侵略に来るエイリアンと戦うように通告される。折りしもアメリカ政府は地球侵略を企むギャラクサーが放ったエイリアン・ロボットに頭を痛めていた。そこで早速スーザン達に出動要請が掛かったのだ。
【感想】 ドリームワークス製作の最新3Dアニメーション。 本来は3Dメガネ掛けて見るんですね、コレ。隕石やらエイリアン達が飛び出して見えるんでしょう。きっと相当の迫力であろうと想像する訳ですが、残念ながら私は2D+日本語吹替版で鑑賞。仕方ないよ。子供向け試写会だもん(涙)
そんな訳で「なんだかなぁ」気分モリモリの鑑賞だった訳ですが(をい) そりゃー3Dの迫力には当然負けますが、2Dでもかなりの映像クオリティではあります。正直2Dデジタルアニメだとピクサーにはどうしても勝てないんですが(毎回同じ事書くのも飽きてきました。苦笑)、それでもなかなかの迫力です。 コレきっと3Dバージョンで見たら全然評価が変わるんだろうなーと思いますよ。ええ。
まあ・・・内容に関してはどうでもいいですわ(^-^; 超〜不本意に巨大化してしまった為、勝手にモンスター扱いされた上に、仲間呼ばわりしてくる他のモンスター達はどいつもこいつもビジュアル的に絶対にお友達になれそうにもない手合いばかり。 でも話を聞いてみりゃ〜彼らの残念な事情に多少の同情も覚えたり。そうこうしてる内に都合よく地球がエイリアンから急襲された事で、ド気持ち悪いモンスター軍団と共に戦闘モードに突入し・・・ってな話。 そこにお約束の「友情、そして人間的成長」を絡めてある訳ですね。モロオチバレです。はいすいません(苦笑)
まあ完全子供向けアニメだから文句垂れるつもりは毛頭ないですよ。えー、とてもいい話です(棒読み)
で、余りにも先の見えた話をそのまんま描いたんじゃー子供は満足しても保護者の皆さんは退屈な訳で。 そこをカバーする為に?本作は徹底して既存のエイリアン・モンスター・SF映画をパロっています。ドリームワークスは日本のモンスター映画にリスペクトしているんでしょうか?明らかにモスラがいますし何となくゴジラもいます。ボブなんてドラクエのスライムに見えなくもないです。どうせならメタルキング化してもらいたかったです(笑)
明らかに何の映画をパクッてるか判りやすいキャラ(モスラ→ムシザウルス、ザ・フライ→コックローチ博士等)、未知との遭遇の音楽やETのあの名場面、スタートレックやスターウォーズ的シーン等々、徹底してパロる事で保護者の皆さんに「コレは何のパロでしょうか?」というパロ探しのお楽しみを提供して間を持たせようという工夫がふんだんに成されていて、そういう遊び心は大いに楽しませてもらえました。
まあそうは言っても「コレは広く大人にも子供にも見て考えて欲しい!」等という程ではありませんしね。 そこそこ良く出来た脚本で、なかなかいい映像で、まあ満足出来るかな・・・程度でしょうか。
日本語吹替版の声を誰が当ててるのか全く予備知識なしで鑑賞したんですが、主人公のスーザンをタレントのベッキーが担当していたんですね。はっきり言って最後のスタッフロール見るまで全く判らなかった。ってか、彼女上手いな!プロの声優と比べても遜色ありませんよ。 それからボブの声をバナナマンの日村さんが担当してましたが、コレもイメージピッタリ。個人的に俳優やタレントに声優をさせるというのは好きじゃないんですが、声の演技がしっかり出来ていて映像と違和感がなくすんなり楽しめるなら、特に問題はないなーと思いますね。少なくとも本作に限って言えばこの配役は当たりでしょう。
ま、そんなこんなで大絶賛!とまでは行きませんが、夏休みにご家族揃って是非どうぞ♪
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