2009年05月08日(金) |
セブンティーン・アゲイン |
監督:バー・スティアーズ 出演:ザック・エフロン レスリー・マン トーマス・レノン、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 1989年、バスケ部のスター選手マイク・オドネルは大学からのスカウトを受ける大事な試合の直前、恋人スカーレットから妊娠した事を告げられ、輝く未来を目の前にマイクは全てを投げ捨ててスカーレットの元へ走り、2人は結婚した。それから約20年後、マイクの栄光の日々は全て過去のものになっていた。2人の子供には馬鹿にされ、会社で干され、そして遂に妻にまで見放された。「17歳のあの時に戻れたら」と嘆くマイクは、ひょんな事から自分の体が17歳になってしまう。
【感想】 エミー賞に輝く大ヒットミュージカル「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン主演最新作。 とエラソーに能書き垂れましたが、実はハイスクール・ミュージカルもザック・エフロン君も全く知らなかった。多分彼の事は本作で初見だろうと思う・・・どうして今まで知らなかったんだろう!めちゃくちゃ可愛い!ザック・エフロン最高だぜー!
いきなりおばちゃんが萌え萌えモードでどーもスイマセン(涙) いや本当にこの子恐ろしい程美少年(美青年?)ですネ。今おいくつなのかしら?(調べ中)・・・21歳か。そりゃ輝くほど美しいのも頷けるわね。21歳なんて人生で一番人間が美しい世代じゃーないか。 まあ、全ての人が美しい訳じゃないけど。私が21歳の頃なんてアータ・・・(薄涙)
いきなり脱線しましたが、本作。 「37歳のおっさんが17歳の肉体に戻って人生やり直し!?するラブコメディ」と聞いていたので、てっきり舞台も20年前に戻って当時の状態からやり直しする(バック・トゥ・ザ・フューチャー系)ものだとばかり思っていたら、そうではなくて現代に居るまま自分の体だけが17歳の肉体に戻ってしまうという設定。 当然17歳のボクの体では今住んでる家には帰れないので、高校時代から今もずっと親友のIT長者(半ニートヲタ)の家に居候して「実は親友の隠し子だった」という事にして、母校に編入し高校生となって生活するという訳。
「まあ、この手のラブコメはそこそこ楽しくてかったるいモノだわな」と思ってたんだけど、コレが予想外に面白い!
肝心の自分の嫁とは17歳の体ではやり直しが利かないので(そりゃママン犯罪だよぅ)、同じ高校に通う娘と息子が悪い道に行かないように、そして子供達が幸せになれるように必死で画策する訳です。 体は17歳とはいえ脳味噌は37歳のおっさんで、そして子供を愛するパパ。そんな「ダディな俺の正義」が炸裂して、見た目超イケメンなのに言う事は妙に古臭くて「世界遺産指定級の貞操感」までも感動的にご披露してくれる。 ・・・ちょっとマテ。そもそもお前らも出来婚ぢゃねーか(苦笑)
脇キャラ&ネタなんだけど、マイクの親友「ネッド」のキャラが最高にツボった! 典型的ヲタ&ニートなんだけど頭の出来はすこぶるよろしいようで、IT長者で遊んで暮らせるいいご身分。家の中の調度品も恐ろしい程金が掛かってるのは容易に想像が付くんだけど、絶対に何かが間違ってる(笑) 劇的にウザいキャラなんだけど憎めないどころかすっごくCUTE♪そして校長先生とのこれまた「劇的且つ怒涛の」恋愛展開には、映画好きなら100%お茶吹く事間違いない!(^-^;
マイクの結婚後の人生は常に「本当は大学リーグに行ってスター選手になれるハズだったのに」という後悔に満ち溢れて卑屈になっていて、それを暗に妻のせいにして来た訳です。 だから妻の立場や気持ちに立ち返って物事を眺めた事がなかった。それが「1傍観者」となった事で、妻の素晴らしさや今更ながら忘れていたあの17歳の頃の純粋に妻を愛した気持ちに改めて気付かされる・・・ いやぁ〜!自分で書いててこっぱずかしいぃ〜!!(笑)
でも、ホントいい展開ですよ。いい話です。 一山100円のありがちラブコメだろーとタカ括ってたんですが、心がほっこり出来るステキな映画でしたね♪ 多分本作を見に行くのはザック・エフロン君狙いの婦女子が圧倒的多数だろうと推察されますが、もちろんザックの美しさは異常だけど♪出来れば倦怠期を迎えたご夫婦・カップル辺りなんぞに見て頂きたい作品だったりします。
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