ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2009年05月01日(金) レッドクリフ Part.2 未来への最終決戦

監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン
    金城武
    チャン・フォン・イー、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
赤壁に進攻して来た曹操軍は慣れない土地で疫病が蔓延する。病死した兵士を対岸の孫権・劉備連合軍に船で流して連合軍にも疫病が蔓延した事で、劉備軍は兵を守る為に撤退してしまう。1人連合軍に残った孔明は、孫権軍司令官の周瑜と互いの首を賭けて謀略を展開する。そんな中、この戦いの原因が自分にあると知った周瑜の妻・小喬は単身曹操の元へ向かって行った。曹操軍に潜入していた孫権の妹・尚香が戻り、いよいよ決戦の時がやって来た。


【感想】
2部作「レッドクリフ」の続編。もうバカみたいに売れてるから説明するまでもないや(苦笑)
前作は「赤壁の戦い・ビギンズ」だったので、本作でいよいよ肝の部分を見せてくれるという訳ですが、前作同様本編の前にご丁寧な三国志のあらましと赤壁の戦いに至るまでの説明、人物と時代背景等の説明が流れます。
だから前作を見逃した人も、三国志をなーんにも知らない人でも安心して楽しめる仕様。

相変わらず前作鑑賞後も三国志について全く調べなかったアホのぴよですが、コレはやっぱり元々の三国志ファンからは怒号の嵐が吹き荒れそうな作りだなぁ〜と思いますね(苦笑)
とは言うものの、三国志について全く知識のないコチラとしては、本作の作りで全然OKです。
思いっきり痛快な「戦国エンターテイメント大作」としてあっけらかんと楽しめる仕様になっていたと思いますね。

本作では決戦に至るまでのエピソードとして「孫権の妹・尚香のスパイ大作戦」と「孔明vs周瑜の謀略合戦」という2つの大きなネタを展開させている訳ですが、元ネタの三国志では尚香がスパイとして潜入するというエピソードはない模様?
ですが、余り本筋とは関係なさそーなこのエピソードが意外にも面白かったり。後にホロリとさせるオチまでつけていてソツがないし、前作を見た時に正直「このオンナうざい」と思っていたんだけど(こら)、一見ムダなキャラに見える尚香をちゃんと見せ場を持たせて拾い上げる手腕はなかなかのモノだと思いますね。

それからやはり前作で辟易させられた「周瑜の妻・小喬」のネタも、本作では重要な役割を与えていたり。
結局最後まで色ボケしていた曹操はアイタタな訳ですが(苦笑)、そんなちょっとマヌケな展開もジョン・ウー監督のいつものカメラアングルを駆使した映像に載せて見れば何とも楽しい。

個人的にはトニー様と金城クンがドアップで見つめ合ってる絵が何度も出て来る辺り萌え萌えで♪
思わず「あー!このままこの2人CHU〜しそう!キャー!」←アホ
本当にジョン・ウーという人は、この映画を見に来る婦女子が何を目的で来ているかをよく心得てます(苦笑)

エピソードの展開・見せ方もソツがないし、適度に笑えて適度にハラハラ出来て適度にラブストーリーも織り交ぜて適度に切ない気分にさせてくれて適度に爽快感も得させてくれる。
・・・あー!「適度」「適度」うるさいわいっ!←自分で言うなよ(^-^;
でも本当にそんな感じ。エンターテイメントとしての必要条件を全て満たし、過不足なく提示し、一定の満足感が得られる。

それを「薄っぺらく余韻が残らない」と感じるか「単純に楽しめるから映画としてOK」と思えるかは個人の考えで(笑)
私は結構楽しんだクチですよ。何しろトニー様と金城クンのカッコ良さは異常〜♪








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