監督:ジョン・ファヴロー 出演:ロバート・ダウニー・JR. グウィネス・パルトロー テレンス・ハワード、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 天才科学者にして巨大軍事企業の社長である「トニー・スターク」は、アフガニスタンでの自社の最新兵器のデモ実験に参加した際に、テロ組織に襲われて拉致され、洞窟内で最強兵器を作るように強要される。敵の目を盗んで圧倒的な破壊力を持つパワードスーツを開発したトニーは、何とか敵地からの脱出に成功する。だがテロ組織が自社兵器を備えていた事にショックを受けたトニーは、自宅で密かにパワードスーツの更なる開発を始めたのだった。
【感想】 今年5月に全米公開され、公開3日間の興行収入が今年度のトップ。更に世界中でメガヒット中のアメコミ映画。 マーヴェルコミックの映画化もそろそろネタ切れか?正直言って「アイアンマン」って名前は聞いた事あるけど、どういうあらましのどういう内容の話なのか全く知りません。 ついでに言うと、本作の予告編は何度か見ましたが・・・大して面白そうにも思えないし(^-^;
そんな訳でかなり低い期待値で鑑賞した訳ですが、コレが予想に反してかなり面白い!
まず、主人公の「トニー・スターク」という人物がとにかく魅力的! イケメン(デフォ)で洒落者でユーモアセンス抜群、そしてジーニアスにしてセクシー!ぃやっほーう! もうとにかくトニー・スターク様にメロメロです。秘書役のグウィネス嬢のお顔をとりあえず自分の顔に上書き保存したいトコロなんですが(昨日の感想のセルフパクリ)、顔もスタイルも余りに違い過ぎるので泣く泣く諦める(^-^;
本作、最初からシリーズ化が決定しているらしく、今回は「アイアンマン・ビギニング」といった仕様。
まずプロトタイプ(MARK1)は拉致られたテロ組織から逃げ出す為に、敵の目を盗んで作られた。 ミサイル製作用に与えられた材料を使い、まずは体に埋まってしまった弾丸の破片が心臓に到達しないように、自らの体に埋め込む動力?のようなモノを作り(コレが後にアイアンマンの動力にもなる)、その上で今度は自分が着る形(鎧状)のパワードスーツを製作。 この際に作った設計図、それから組織脱出後にバラバラになってしまったパワードスーツがテロ組織によって回収され、最終的に相手にも似た形状のパワードスーツを作らせる結果となってしまった。でもコレは上手い展開だと思う。
帰国後に思うトコロあって、更に改良版の「MARK2」「MARK3」の製作へと続くのですが・・・この製作段階の様子をかなり細かく見せてくれて、このシーンは本当に面白い! 最初は出力の加減や調整が上手く行かずに、飛ぶ実験では何度も頭からひっくり返ったりすっ飛び過ぎて家の中がメチャメチャになったり。腕や足のパーツを何度も自分の身に付けて動きを確かめながらハンダ付けしたりするシーンは、まるでプラモデルを夢中で作る少年のようです♪(萌え度1UP↑)
今現在となっては決して夢ではなくなった人型ロボットや人間が身に付けて動かすロボット。 コレを1から作っていく様子は、子供の頃にロボットアニメに夢中になったり「超合金ロボ人形」で遊んだ世代なら、間違いなくツボど真ん中にハマる事は請け合いです!ぴよは一応女(一応かよ)ですが、それでもめっちゃハマった!! 「飛行試運転」として外に飛び出すシーンなんて、思わず「うひょーっ!」って声が出そうになっちゃった(^-^;
秘書とのイケそうでイケないじれったいロマンス、親友との遣り取り、黒幕の出ドコロ、対決シーン、それらが絶妙のバランスで配置されていて非常によく練られた脚本だったと思いますね。 ユーモア、ハラハラ感、スピードとアクション、これらの分量や見せ方も非常に洗練されていて好感が持てます。
はっきり言って「あり得ねー」のオンパレードなんだけど、だってアメコミなんだもんっ(←開き直り) と言うか、コレが実写映像化出来るってスゴイ事だよなぁ〜と、本当に映画技術の進歩には驚かされるばかり。トニー・スタークがパワードスーツを装着するシーンで、各パーツが小刻みにカチャカチャと動いて行くトコロがあるんですが、もう本当に溜息出ましたね。余りにもリアルでステキ過ぎます♪
まあそんなこんなで、本作は本当に見て良かった! 予告編見た段階で「まーたアメコミかよー(溜息)」なんて先入観でシャットアウトしないでよかった!マジでオススメ!
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