2008年09月08日(月) |
俺たちダンクシューター |
監督:ケント・オルターマン 出演:ウィル・フェレル ウディ・ハレルソン アンドレ・ベンジャミン、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 1970年代、一発屋ミュージシャン「ジャッキー・ムーン」は印税でABAリーグのバスケチーム「トロピックス」を買収し、オーナーと監督と選手を兼任していた。エンタメ先行の弱小チームで客は入らず常に閑古鳥状態。ところがNBAがABAを吸収すると発表。上位4位チーム以外は全て解散される事になった。最下位のトロピックスは何とか4位内に入ろうと、まずはNBAの優勝チームにかつて籍を置いていたモニックスを呼び寄せて奮闘が始まるのだが・・・
【感想】 「俺たちフィギュアスケーター」で日本にも遂にアメリカンギャグが定着したか!・・・「俺たちシリーズ」第2弾。 バカ映画好きさんには既にお馴染みウィル・フェレルが今回も大暴れ。かつて「LOVE ME SEXY」という曲を大ヒットさせた一発屋ミュージシャンで、その曲の印税でバスケチームを買収して自ら監督兼選手もこなしているという設定。
本作、実話が下敷きになっているそうでして。 かつて本当にアメリカにはABAというバスケリーグがあり、70年代後半にNBAに吸収されたんだそうです。 更にそのABAリーグは「エンタメリーグ」と呼ばれ、実際にパット・ムーンが持っていたABAチーム「オークランド・オークス」では試合前にパット・ムーンのショーが繰り広げられていたとか・・・アメリカって何でもアリですよねぇ(苦笑)
そんな訳で実話が元になっているので、はっきり言うとバカ度は「俺フィギュ」に比べてかなり落ちる。 もっと言うと「お下劣度」はかなり低い。まあそもそもウィル・フェレルの風貌がお下劣なので(コラ)、彼のバタ臭い顔を見ているだけで充分お下品ギャグ状態だとは思うのですが・・・どうしても「俺フィギュ」が基準値になるじゃないですか。 基準値がアレだとどうしても「今一つ」という気になりますよ。
バカなんだけどチームを愛しているというのは非常によく描けてます。 でも結局バカで熱いだけなので、やる事成す事空回り。ちなみにギャグも日本人には空回り(苦笑)
バカとお下劣ギャグは溢れる程だとは思いませんでしたが・・・「愛」は溢れてましたね。 どうにもこうにもバカバカしい着ぐるみショーなんだけど、チームメイトはオーナーであるジャッキーが必死にチームを盛り上げようとしている気持ちは充分に汲み取っていて、どんなクソみたいなジャッキーの提案にも素直に従ってくれる。 何とか4位に食い込む為に「目ヂカラ作戦」等、誰が考えても「アホか」と思うアイディアにも従う。何だかんだ言ってもやっぱりウィルが演じるキャラというのは「愛すべきバカ」という部分は一貫しています。
まあ、面白い事には面白いんですが・・・やっぱりパンチが足りないですよねぇ。 いっそ「R-18指定」にしてもらっていいので、俺フィギュ以上のバカエロ全開のモノが見たいと思ってしまいます。どうせこの映画見るような人って「とことんバカでエロ」が見たくてわざわざ金まで払ってるんですから(苦笑) 話自体は結構いい流れなんですがね、でも重ねて言うようで恐縮ですが「とことんバカでエロ」なら内容なんてほぼどうでもいい人じゃないと、本作なんてわざわざ見ませんから(^-^;
そんな訳で本作ちとパワーダウンしていて少々期待ハズレでした。DVDレンタルで充分かな?って感じです。
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