2008年03月15日(土) |
マイ・ブルーベリー・ナイツ |
監督:ウォン・カーウァイ 出演:ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ ナタリー・ポートマン、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 NYの片隅にあるデリ。失恋の傷が癒えぬエリザベスは、毎晩のように彼が住んでいるアパートの向かいにあるこのデリにやって来ては、デリで働くジェレミーが作るブルーベリーパイを食べながら傷心に浸っていた。ジェレミーの優しさに触れて彼が気に掛かるようになるものの、エリザベスはある日思い立ってNYの街を後にして長い旅に出るのだった。旅先から自分の思いを綴ってはジェレミーに手紙を出す。ジェレミーは手紙を受け取って必死にエリザベスを探すのだが・・・
【感想】 第60回(2007年)カンヌ映画祭オープニング作品に選ばれた、ウォン・カーウァイ監督最新作。 本作はカーウァイ監督初の全編英語のハリウッド製作で舞台もアメリカ。キャストがまた凄くて、主人公のエリザベスをグラミー賞8冠の世界の歌姫「ノラ・ジョーンズ」が演じてスクリーンデビューを飾り、脇をジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンという鼻血もんの超豪華フルキャストで固め、映画好きにはたまら〜ん!!
ウォン・カーウァイ監督の作品って「2046」しか見た事がないんですけど・・・ 少なくとも2046は全然肌に合わなかったんですね。映像はキレイだなーと思ったけど内容がさっぱり判らなくて、きっとコレは雰囲気を楽しめばいいのかな?とも思ったけど、根本的に面白いと思えなかったんですわ。 だから今回も「どーだろーなぁ、コレは」と思ってたんだけど、とにかくノラですから!ノラちゃん好きですから!! もっと言うと本作に出演してる役者全員好き!ジュード・ロウ様ぁ〜♪ぴよにもブルーベリーパイ作ってぇ〜♪←アホ
正直言って内容には全く期待してなかったからなのか?(をい)、意外に楽しめましたね。 もっとノラちゃんとジュード・ロウ様がベッタリ絡むのかと思いきや、ジュード・ロウ様が意外に出番少ない(涙) 失恋した傷心の女性が、ちょっと気になるイケメンから敢えて距離を取って、未知の場所で様々な人達と出会い触れ合う事で自分の気持ちを見つめなおしていく・・・まあそんな話です。
根本的な事言っちゃうと、旅立つ前に既に新しいターゲット(ジュード・ロウ様♪)がいるので、何もわざわざ旅に出なくてもそのまま毎日デリに通ってりゃいいぢゃねーか、と思う訳ですが(苦笑) まあそこは「ウォン・カーウァイ・ワールド」ですよ。イマドキ携帯メールもあるしどんなクソ田舎でもネットカフェ位はあるにも関わらず、敢えて絵葉書に書いて投函しちゃう。手紙はロマンティックアイテムの王道だもんね♪
主人公のエリザベスは、行く先々で色んな形で愛に傷付いた人と出会う。 夫の束縛から逃れたくて逃げ回る妻、そしてその妻に逃げられてアル中になってしまった男、誰も信用しないとうそぶく美貌のギャンブラー等・・・彼らの思いを聞いて「じゃあ私はどうなんだろう?」と自分を見つめ直す主人公。 ・・・可愛い!ノラ、本当にキミは可愛いよ♪←かんけーねーじゃん(^-^;
正直言って話の展開自体はありきたりでどーって事ないけど(コラ)、 とりあえず役者が誰も彼も上手いから見せますよねぇ。それにカーウァイ監督らしいカメラワークや色使いも雰囲気が良くてロマンティックな作品のカラーにピッタリ合うし。音楽もこれまたいいんですわ。ノラちゃ〜ん♪←しつこい それに、本作は「話の筋がさっぱりワカンネー」というストレスはありませんからね。単純な話でしたし(苦笑)
そんな訳で、基本的には「カーウァイ監督ファン仕様」なんですが、腐女子にも肌が合いそうです。 デートムービーにもいいかも?現実主義派の彼氏にはちと厳しいかもしれませんが、彼女の為に我慢しましょう(笑) 少なくともぴよは本作結構気に入りましたね。何しろ・・・ノラちゃ〜ん♪←だからもういいってば(^-^;
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