2008年01月23日(水) |
いつか眠りにつく前に |
監督:ラホス・コルタイ 出演:クレア・デインズ ヴァネッサ・レッドグレイヴ メリル・ストリープ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 重病を患い、いよいよ人生の最期を迎えようとしていた老婦人アンを見守る彼女の2人の娘。半混濁状態のアンは娘達が一度も耳にした事のない男性の名前を何度も口にするのだった。意識と無意識の中でアンの記憶は1950年代のある週末に遡っていた。親友ライラのブライズメイドを務める為に海辺の街にやって来た彼女は、そこで運命の恋に落ちるのだが・・・
【感想】 「魅せられて」等で知られるスーザン・マイノット氏著の小説を映画化(原題は『EVENING』) ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープの2大オスカー女優の共演もさる事ながら、お互いの娘も共に本作に出演してダブル母子共演も果たしているという、何とも贅沢なキャスティングの作品。
死の床にあるばーさんが、自分の人生の中でも最も思い出深いある出来事を回想し、娘達は娘達で自分の母親の知られざる過去がある事を知って、今の自分の人生について思いを巡らす・・・まあそんな話なんだろうと思います。
つまんねー(ぼそ)←いきなりコレかよ(^-^;
とりあえず、ちょっと寝不足状態で鑑賞したのがいけなかったんだと思う。 それにしても映画冒頭からゆるゆる進行でかったるくて眠たくて、ちょっと油断すると意識が飛びそうになるのが辛くて、だから正直言うと映画序盤のセリフとか何言ってたかあんまり覚えてないんです。ごめんなさい(涙)
そんな訳で、死にかけのばーさんが(コラ)うたた寝から目覚めたトコロで、娘達が「今まで一度も聞いた事もない男の名前を連呼してたけど誰よ?」と詰め寄ると「私の最初の過ちよ。彼と2人でバディを殺したの」と、なぞなぞみたいな言葉を残して回想シーンと現在の様子を交互に見せて行きます。
結婚する親友の弟がどうやら大学時代の同級生らしい。この弟の名前がバディ。 バディは何故かアンにやたら「構ってちゃん」状態で、更に結婚するハズの親友は実は結婚するのを躊躇っている。 躊躇う理由は自分ちの家政婦の息子(イケメン?)が本当は好きなんだけど、全く振り向いてもらえなくてイライラしてつい他の男と結婚を決めちゃったから、というどーしようもなくありきたりな設定。 ちなみにこの家政婦の息子ってのがアンの「運命の人」なんだが、別にどーって事ない男です(^-^; ってか、結婚式の他の参列者(多分新郎の友人)と見分けが付かなくて四苦八苦。それくらい華がない。でもそんなどうでもいい感じの男なんだけど、アンもその親友もゾッコン惚れ込んじゃってる。全く謎。 まあ、要するにバディのせいでアンは結局その運命君と結ばれる事が出来なかった、という話なんですがー
それをどうやら現在のアンの娘達への人生訓に結び付けたい様子なんですが、全く結び付いてないです(苦笑) 娘に「人生に過ちなんてないのよ」と語ってる割には、オマエ自分の人生後悔しまくりなんじゃねーの?って感じです。 運命君と結婚出来なかったアンは、その後その結婚式に参列してた別の男とサックリ結婚して娘を産むんだけど、アンばあちゃん曰く「彼の事はガムみたいに捨てちゃった♪」そうですし、その後更に再婚してもう1人娘を産むんだけど、どうやらその男とも死別ではなくて離婚した可能性が高い。(映画よく見てなかったからこの辺ちょっと曖昧) 誰のタネだろうと子供産んで育てて「母親」になれれば幸せなのよー・・・という話?でもなさそうなんだけど(^-^;
なんだかね、登場人物の誰にも感情移入出来なかったです。 だから当然だけど共感とか感動からは程遠い。上映時間が長く感じましたねー(溜息) ぴよは全くダメでしたけど、本作を見て「判るわぁ!私もこんな事があったのよっ!」って人もいるかも? そういう方だったらもっと気の利いた感想を持つだろうと思います。すいません。ヘタレな感想で(薄涙)
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