ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年06月24日(日) 舞妓Haaaan!!!

監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ
    堤真一
    柴咲コウ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
カップ麺が主力商品の食品会社に勤める鬼塚公彦は、高校の修学旅行で訪れた京都で出会ってから舞妓に夢中。舞妓の写真を撮っては自身のサイトに画像UPする「舞妓おたく」だった。ところがサイトが荒らしに遭い「本当はお茶屋遊びもした事がないんだろう」と図星を指されてしまう。そんな中、京都支社に転勤辞令が出て有頂天になった鬼塚は、憧れのお茶屋に行くのだが「一見さんお断り」で門前払いを食ってしまう・・・


【感想】
既にメディアの露出(予告編等)がスゴイので、説明するまでもなさそーな、クドカン脚本最新作。
普通は監督の名前をまず出すべきだと思うんだけど、この映画に限っては脚本家の名前で観客を呼んでるでしょう。
正直ぴよも「おぉ!クドカン最新作かぁ〜♪これは絶対に見なくちゃな」と思って鑑賞したクチですから。

まあ、とにかくおバカ(笑)
この映画をわざわざ金払って見に行こうと思う位なんだから、クドカンワールドを堪能して笑って笑って楽しんでやろう、という意図で見に行くのは当たり前ですが、それにしても笑った!笑った!!

とにかくキャストが豪華ですよね。それにキャスティングが絶妙です。
主人公の「舞妓しか愛せない男・鬼塚公彦」を阿部サダヲさんにキャスティングした時点で、もうこの映画の面白さは決定付けられたと言っても過言ではないでしょう。鬼塚と張り合う年棒8億のプロ野球選手・内藤喜一郎を演じた堤さんもいい。それにちょい役でバンバンと人気役者が起用されてて唖然とする程豪華な顔ぶれ。

個人的には「駒子」を演じた小出早織ちゃんの愛らしさは白眉だったと思う。
それからちょい役で一番ツボだったのが医師役を演じた北村一輝さん・・・彼のキャラはいいなぁ〜!ハマったわー

途中で割りと時間を割いて「いきなりミュージカルモード」の入ったのには面食らいましたが、この結構時間を割いた割りに余り意義を感じさせなかったミュージカルシーンが、後にすっごい小さなオチのネタ振りだったのには感心するのを通り越して呆れる程でした・・・「もしかしてこのシーンで笑い取る為だけにあの前振り!?」
いやはや、ここまで徹底されると脱帽です。まあ、笑っちゃったからぴよの負けです。←勝ち負けじゃないし(苦笑)

そんな感じで延々「アホかーっ!」という小ネタの連続技を繋げながら、ちゃんと話は進行して行きます。
途中までは相当笑いまくって「これぞバカ映画の真骨頂!」とご満悦だったのですが・・・話が進んで貴一郎の転職に合わせて鬼塚も後追いで転職を重ねる辺りからテンポが失速してしまう感じなのが勿体無い。

特に「市長選」からラストまでが、ぴよは個人的に「うーん」という感じ。
クドカンって「バカ映画なのに実はちょっぴりホロリと来るヨ」という作りがお好きなんでしょうね。そのバランスが絶妙で自分のツボに来た場合は最強なんですが、本作に限って言えば正直この展開は「ちょっと微妙だなぁ」というトコロ。
ぴよには正直ダレましたね。この作りなら最後の最後まで「バカ映画」で貫いて欲しかったかなぁ・・・

鬼塚と富士子の関係も判り難かったかも。鬼塚はそれ程(と言うか全く)富士子思い入れがないように見えたのに、久し振りに会った富士子が妙にキレイなおねえちゃんになっていたのを見て急に惜しくなっちゃった、程度にしか見えなかったのは痛いと思うんだけどな。
舞妓になってからの富士子と鬼塚が、もう少し直接絡むようなエピソードが挿入されていた方がラストシーンがもっと生きるような気がするんですが・・・ちょっと小ネタの詰め込み過ぎで流れが止まっちゃった感じしますね。

まあ、そうは言っても散々笑わせてもらったし、楽しませてもらったので満足ですよ。
本当に「お軽いバカ映画」の王道です。小難しい事考えないでパァーッと笑いたい人にはオススメです。
でも正直言って・・・別にDVDレンタルになってから見ても全然問題ないですよね、この系統の映画って(^-^;









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