監督:レン・ワイズマン 出演:ブルース・ウィリス ジャスティン・ロング ティモシー・オリファント、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 独立記念日の前夜、FBIサイバー犯罪部に何者かがハッキングを仕掛けてきた。サイバー部署の指揮官ボウマンは事態を重く受け止め、FBIのブラックリストに載っているハッカーの一斉捜査を命じた。離婚後なかなか連絡のとれない娘のルーシーに会う為にニュージャージーに来ていたジョン・マクレーン刑事は、上司からの無線連絡で同州内に住むハッカー「マット」の身柄拘束を命じられ、毒づきながらマットの家に向かったのだが、これが不運の始まりだった・・・
【感想】 不死鳥のごとく蘇った「ダイ・ハード」シリーズ最新作! 監督は「アンダーワールド」で高い評価を受け、自身も「ジョン・マクレーンのセリフは全て覚えてるさ!」と豪語するほどこのシリーズに心酔しているというレン・ワイズマン氏。
いつも「ブルース・ウィリスは何をやってもブルース・ウィリス」なんて意地悪な事を書いていますが、散々吹いてもやっぱりダイ・ハードシリーズというのは面白い。アクション映画ファンだったら誰もがこのシリーズには何がしかの思い入れはあるんじゃないだろうかと思います。何だかんだ言ってもぴよもこのシリーズは結構好き♪
で、本作。 前3作は一応「前の事件から○年後」みたいに話が続いていた感がありますが、Part.3から本作公開まで12年という月日が経ってしまったので、流石に続きにする訳にはいかないでしょう。 今作では妻とは既に離婚が成立していて娘は美しい女子大生になっている。映画冒頭でジョン・マクレーンと娘の遣り取りがありますが、強面なのに娘に散々なあしらわれ方をされて、ちょっぴりしょげてる感じのマクレーンが妙に可愛い(笑)
時代を反映して、今回はサイバーテロ集団が相手。あくまでも黒幕は頭脳プレイ派だけど、派手なドンパチ野郎を手下に従えているので絵的にも見どころは充分♪ イマドキの小難しいサイバーテロ物と旧態依然のイケイケドンドンなアクションシーンを上手く組み合わせて観客の目を飽きさせないように工夫がされているなぁ〜と思いましたね。
この「サイバー×アナログ」の組み合わせが効果的だと思ったのは、展開だけじゃなくてキャストにも言える。 本作、ブルース・ウィリス以外の脇を固めるキャストが「多少は名を知られているが、超メジャークラスではない」という微妙な立ち位置の役者さんばかりが起用されていますが、「マット」という若者電脳ニートがアナログおやじマクレーンの相棒になった事で、よりマクレーンのカッコ良さを引き立てて話を面白くしてくれたんじゃないかと思います。
前作、相棒がサミュエル・L・ジャクソンという余りにも際立った役者を起用してしまったが為に、肝心のマクレーンが完全に食われちゃって正直「なんだかなぁ」という気分でしたが、本作では年代もキャラもまるで噛み合わない、しかもほぼ無名の役者を起用した事で、バディムービーとしての機能がきちんと果たされながらもキャラが立っていたのは好感触です♪ いい歳のおっさんになったブルースをどうやってカッコ良く見せるか・・・それがこのシリーズの一番の問題になるだろうと危惧していましたが、本作の設定はその大問題を上手くクリア出来ていました。いや勿論ブルースご本人があの年齢にしてあの体を作って来た事は驚愕に値しますがネ。
まあ、あの・・・敵はいとも簡単に逝ってしまうのに、サイボーグだって生き残れない状況でも血まみれになりながら絶対に生き残ってしまうマクレーン様にツッコミは厳禁です(苦笑) 本シリーズはそれがお約束なんですから「在り得ないだろ」なんて言っちゃーダメ。これはハリウッドの水戸黄門シリーズなんですから、そこんとこわきまえてイケイケドンドン☆を楽しめる方だけが鑑賞するべきです。 あ、でもね、本作のアクションシーンはなかなか見応えのある絵作りをしていますよ。アングルも凝ってるし流石このシリーズに心酔しているとおっしゃる監督さんだけあって、アクション映画好きには満足出来る作りだと思いますね。
そんな訳でアクション好きさん&マクレーンファンなら十二分に楽しめる。 でもダイ・ハードシリーズを全く見た事がない人でも、本作見て訳が判らないなんて事はないですよ。むしろ本作を鑑賞した事がきっかけで「ダイ・ハード」というシリーズを知って好きになってもいいんじゃないでしょうか?
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