2007年02月18日(日) |
Gガール-破壊的な彼女- |
監督:アイヴァン・ライトマン 出演:ユマ・サーマン ルーク・ウィルソン アンナ・ファリス、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 設計会社に勤めるマットは、地下鉄で引ったくりに遭った女性のバッグを取り戻した事がきっかけでその女性・・・画廊に勤めるメガネ美人「ジェニー」と付き合う事になった。ところがジェニーはスーパーパワーを駆使してNYの街を守る正義のヒーロー「Gガール」だったのだ。ジェニーの積極的なアプローチに感激するマットだったが、やがて彼女の異常なヤキモチや猜疑心に悩まされるようになる。そこにジェニーの高校時代の同級生「ベッドラム教授」が現れて・・・
【感想】 ユマ・サーマン主演の新作ラブ・コメディ。 監督は「ゴーストバスターズ」シリーズを手掛けるアイヴァン・ライトマン氏。脇を固める役者は日本では映画好きさんにはお馴染みだろうけど、年に数本しか映画を見ないという人にはいささか微妙な顔触れ、かな?
実は本作は予告編も見た事がなくて、映画館のポスターだけを見て「ユマ主演のラブコメね」程度の知識で鑑賞。 映画冒頭のGガールの活躍シーンを見てぶっ飛びましたな。ってかぶっ飛んでたのはユマ嬢だったんですが(苦笑)
簡単に言っちゃえば「スーパーマンのパロディ」ですね。 普段はメガネ掛けて地味に生きてるんだけど、有事が起こると一変してスーパーパワーで街の治安を守る。恋人と夜間飛行のデートを楽しんだかと思えば、弱点は「謎の岩」だという所も思いっきりスーパーマンをパロって観客を楽しませようという憎い心遣いだと思います。
思いっきりパロった所で、大真面目にやってる「スーパーマン」シリーズでは絶対に表現出来ない「下世話な部分」をよりクローズアップして笑わせちゃいましょうという・・・要するにエロネタですね。エロですよ♪(笑) かなりベタベタなネタのオンパレードでぴよは大ウケだったんですが、真面目なスーパーマンファンが見たら、もしかしたら訴訟問題に発展しかねない下品度です。って、「真面目なスーパーマンファン」って何だよ?(^-^;
話自体はどーでもいいですね(きっぱり) イカれた女がたまたまスーパーパワーを持ってたから、付き合う男はシャレになんねーよ!みたいな話なんですが、オチはなかなか気持ちのいい展開で「結構ウマくまとめてるじゃん♪」って感じです。
コレは誰もが1度は考える事だと思うけど・・・ コミックや映画の世界ではスーパーパワーを手に入れたら正義の為にしか使わないけど、生身の人間がある日ある時もしも超人的なパワーを手に入れたら、いつもいつも正義の為だけに使う訳ないよね? 腹の立つヤツがいればスーパーパワーで仕返ししたいと思うだろうし、スーパーパワーでセックスライフが充実するなら誰もがフル活用したいと思って当たり前(笑)
本作はそーいう「既存のスーパーヒーロー物のタブー」を思いっきり映像化して楽しみましょう♪という作品。 B級コメディとしては微妙に金も掛かってて(サメのぬいぐるみはショボいけどサ)、世界共通で笑えるお下劣ネタでお軽く笑い飛ばして楽しみましょう!という手合いです。
下ネタが大嫌い!という方には決して薦めませんが、ネタはエロくて下品でもカラリとしていて楽しい作品です。 「大人の笑い」を楽しめるユーモアセンスのある方でしたら誰でも楽しめますよ♪
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