監督:リチャード・ロンクレイン 出演:ハリソン・フォード ポール・ベタニー ヴァージニア・マドセン、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 コンピューター・セキュリティーの専門家ジャック・スタンフォードは、自分の勤める銀行のセキュリティシステムを開発して今や最高幹部の1人となり、豪邸に住み一男一女に恵まれてセレブな生活を謳歌している。ところがそんなジャック一家に目を付けたビル・コックス率いる強盗集団がジャックファミリーを拉致。家族を人質にしたビルは、ジャックに自ら開発したセキュリティをかいくぐり、銀行から1億ドルを騙し取るように要求するのだった。
【感想】 関空−ミラノ間の機内上映の感想第2弾。 昨日の「ザ・センチネル」は歳を取ってもまだまだ頑張るエロおやじ!マイケル・ダグラスでしたが、コチラも歳を取ってもまだまだ頑張るアクションヒーロー!ハリソンおじさん大活躍映画です。 2本連続で似たよーな主旨の似たよーな系統の作品・・・かなり辛いゾ(苦笑)
そんな訳で、もう感想は書かなくてもいいですよね?←コラコラ だって昨日の感想とほとんど同じですよ。ハリソン・フォードは歳を食ってもアクションヒーロー。家族を愛し、仕事に誇りを持ち、そして悪の軍団と対峙して最後はバッタバッタなぎ倒してハッピー♪ラッキー♪大団円〜♪ ・・・判ったヨ。アンタはやっぱりヒーローなんだね。うん。知ってる。もういいよ(涙)
ま、本作の見ドコロは「ポール・ベタニー」ですね。 彼は好きな役者さんなので、彼が見られただけで満足ですよ。彼のちょっと冷たい感じのする美貌は冷徹無比な悪役がとても良くお似合いで、笑顔で子供に話し掛ける様子なんてちょっとゾッとするほど雰囲気があります。
それにしても、そんな冷徹無比な強盗集団ですが、何とも穴ぼこだらけで統制の取れないバカチームです。 穴ぼこだらけなのはバカチームだけじゃなくて、ハリソンおじさん開発のご自慢セキュリティシステムにまで到る。鉄壁を誇るハズの銀行のセキュリティシステムですが、i-podとファックスを分解した部品で作った「子供の科学」の付録みたいな子供騙しのおもちゃのようなモノで、いとも簡単に銀行の重要顧客データが読み取られてしまいます。 これでは世界の大手銀行はいつまで経っても枕を高くして眠れないでしょう。お気の毒な事です(苦笑)
ぴよはセキュリティシステムの専門家ではないので詳しい事は判りませんが、少なくとも全くこの分野に無知なぴよが見てもハリソンおじさんが「ほーら、もうお前の口座から10万ドルが消えちゃったよーん♪」とほくそ笑むシーンでは脱力するしかありませんでした。携帯画像1つでコレだけの事が出来るなら、セキュリティなんて全くザルですな(笑)
散々頭脳戦(って言ってもアホみたいな展開なんだけど)を駆使しておいて、やっぱりアクションヒーローじゃなきゃハリソンおじさんは我慢出来ないらしいので、とりあえずクライマックスは肉弾戦に持ち込む訳ですが・・・このアクションシーンはなかなかハラハラさせられます。 もっともハラハラするのはアクションが派手でカッコイイからじゃなくて、「おいおい、そんなに体張って大丈夫かぁー!?」と老体に鞭打つハリソンおじさんの頑張りにハラハラさせられるという感じ。痛いですなぁ〜
とにかくツッコミどころ満載なので、ある程度は楽しめます。 マジメにサスペンスやアクションを楽しみたいと思ってる方には脱力の数々でしょうが、ハリソンおじさんの歳を取っても尚健在を誇示するヒーローっぷりを生温い気持ちで見守ってやりたいという往年のファンだったら、とりあえずツッコミながら楽しめるといったレベルでしょうか。
個人的にはチュニジア旅行に行く機内でハリソンおじさんの映画が見れたのは嬉しかったです。 何しろこれからチュニジアに行ったら、スター・ウォーズのロケ地を見に行く予定ですからネ!やっぱりスター・ウォーズはハリソンおじさんなくしては語れませんもの♪・・・あの頃のハリソン・フォードは本当にカッコ良かったよなぁ。
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