ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2006年11月14日(火) ソウ3 SAW3

監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル
    アンガス・マクファーデン
    ディナ・メイヤー、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
殺害現場に呼び出されれた女刑事ケリーは、死体が行方不明のエリック刑事ではないと知りホッとする。しかしこれらの殺害の仕掛けは身動きの取れないジグソウでは無理なハズ。しかもジグソウのやり方とは明らかに違う点もある。一体誰が仕掛けたのか?一方、救命救急医のリンが誘拐され、瀕死の状態のジグソウの延命を言い渡される。「あるゲーム」が終わる前にジグソウが死んだら、リンの首に巻きついた爆弾が爆発すると言うのだ。


【感想】
2004年から毎年1本ずつ公開になっている「ソウ」シリーズの3作目。
本シリーズの1作目は鑑賞したのですが(かなり面白いと思った♪)、2作目は余り周囲の評判が芳しくないので、所詮は続編モノというのは前作を超えられないのだなーと思ってスルー。本作は試写会が当たったので鑑賞しました。

さてそんな訳で、1作目は見ているが2作目は見ていない状態で本作鑑賞ですが。
映画序盤のケリー刑事のくだりと、リンが誘拐されて新たなゲームが始まってからのくだり、コレ全く繋がりないよね?
要するにケリーのシーンは「ジグソウは動けないハズだし、やり方もジグソウとは微妙に違う。じゃあ誰がやってんの?」というクエスチョンを提示しているだけの役割なんだよね?←誰に聞いてんだか(苦笑)

映画が進んでかなり経った時点で「あ、コレは1作目から全部繋がった話だったのか」とようやく気付いたぴよって、やっぱり頭悪いんですかね。悪いですね。すいません(涙)
そんな訳で、本作を見たい方は出来れば1作目から順番に見る事をオススメします。映画冒頭のケリー刑事云々のくだりもどうやら2作目のエピソードの続きだったらしいと気付いたのは、かなり話が進んでからでした。要するに1作目の邂逅シーンが出てきたのでようやく気付いたんですよ。もーどうしようもないですね。はははっ

2作目を鑑賞していないので、本当は本作の評価はしようがないんでしょうけど・・・
少なくとも1作目だけを鑑賞していても話はちゃんと繋がりますし、それに1作目を見た時の最大の疑問「どうしてあの体の状態のジグソウがここまで動き回れたのか?」という件に対する明確な答えが本作で明らかになるので、その点に関してはなるほどねー♪とスッキリ出来て満足です。

それにしても、1作目は心理的にはゾクゾクしても本作ほどエグい映像はなかったと思う。
2作目でこのシリーズは「グログロエグエグ殺人シーンてんこ盛りホラー系」に宗旨替えしたんでしょうか?

本作はかなりエグいシーンが多いです。ジグソウの脳圧を下げる手術シーンなんて相当時間掛けて見せるのですが、はっきり言ってあそこまで執拗に見せる必要なんて全然ありません。
それからジグソウは「人を殺すのは嫌いだ」とか何とかエラソーに説教垂れてますが、やってる事は明らかに人の命を弄んで楽しんでいるだけの変態愉快殺人犯です。ジェフに復讐に囚われる空しさや復讐の是非を本気で問いたいと思っている心優しいおじさんなら(んな訳ねーだろ。苦笑)何も無意味に関係者の命を奪う設定をこしらえる必要はないですよね。
アマンダのイカレ具合も頭が痛くなりそうです。これは2作目を見ていないと彼女に感情移入出来ないのかも?

とは言え、本作のどんでんネタもなかなか上手に作ってあったと思いますよ。
登場人物の人物相関図をうまい具合に隠してあったのは秀逸です。そしてそれがオチにキレイにまとまっている点も、充分脚本が練れているからだろうと評価出来ますね。

・・・でも、やっぱり1作目程のインパクトがないのは痛いですね。
続き物で毎回「どんでんオチ」がお約束のシリーズとなると、どうしても前作を超える驚きがなければ観客というのは満足しなくなるものです。脚本は練れていてもインパクトが薄いと評価には繋がり難いと思いますよ。

今から2作目を見るのはマヌケだろうなぁ〜・・・本作を鑑賞される方は、くれぐれも前2作を先に鑑賞しておいて下さい。






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