2006年08月28日(月) |
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT |
監督:ジャスティン・リン 出演:ルーカス・ブラック バウ・ワウ ナタリー・ケリー、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 高校生のショーンは無謀運転で何度も警察に捕まり、遂に決定的な事故を起こしてしまう。このままだと有罪で監獄送りは免れないショーンは、職業軍人として日本の東京に住む父親の元に身を寄せる事になった。転校先で知り合った同級生トゥインキーに誘われて出かけた深夜のパーキング。そこでハンという男の車を借りて「D.K.(ドリフトキング)」とレースをしたものの完敗。更にハンの車を大破させてしまう。ハンの仕事を手伝いながらドリフトを教えてもらう事になったのだったが・・・
【感想】 大ヒットカーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の3作目。 何と舞台は東京。きっと日本人にも人気のシリーズだから、日本人客を目当てに設定を東京にしたんだろーなー、と多少の危惧を感じつつも結構期待値高いですよぉ〜ん♪
前作も前々作も見てるんだけど(Part.1は感想書いてないっす)、本作は前2作とは全く作風が違うね。 ってか、ただCOOLな車がドリフトしまくってケツフリフリするだけで、話が全く繋がってないぢゃないかぁーーー!(怒) コレは「ワイルド・スピード」シリーズに入れちゃいかんでしょ。いかんよ。うん。絶対にいかん。
日本人に喜んでもらおうというサービス精神がたっぷりで、何人か日本人の役者もチョイ役で登場。 妻夫木君とか(←一瞬ですなぁ)小錦とか(←あのタトゥーはあかんやろ)柴田理恵とか(←結構喋ってる)サニー千葉とか、ってか千葉サンはチョイ役じゃなくてちゃんとした役でした。 どーでもいいが、いつからサニー千葉?キル・ビルの時は既にサニーでしたね。どうしてサニー?日産?(^-^;
ガイジンさんが思ってる「日本・東京」ってこんなんですか・・・と脱力しまくりの設定ですヨ。 職業軍人のおとっつぁんはどうしてあんなにボロい長屋に住んでるのか理解不能。日本人ってみんなこーいう狭くて暗くて窓開けると隣のアパートの婆ちゃんと目が合っちゃうような家に住んでるって、本気で思われてるのかしら・・・まあ、本当にそーいう家に住んでる人だっているだろうから「まるでウソ」とは言わないけどサ。 それから全く高校生に見えないうらぶれた様子のショーン君が、詰襟着てフツーに日本の高校に通っちゃうトコロで大NGですよ。しかも高校内が異常にガイジン率高い。学内は日本語じゃなくて英語がまかり通ってるってのはなぁ。別にアメリカンスクールで問題ないじゃんね。どうしてわざわざあんなキテレツな設定にしちゃったんだろ?
更に言うと、ショーンと敵対するD.K.(ドリフトキング)君、それからショーンと仲良くなるハン君、あんた達は誰が見ても絶対に日本人には見えませんからぁー!(^-^; そもそも「ハン」って呼び名もどーよ?日本人のニックネームにしたっておかしいっしょ。 きっとアメリカさんから見ると、日本人も中国人も韓国人もみぃーんなおんなじ顔に見えるんだろーなー。ふー。
まあそんなトコロでツッコミ入れまくって楽しいったらありゃしない!←え? ホント、笑っちゃいます。これはコメディとして楽しまなくちゃダメですね。大らかな気持ちで「アメリカさんはコレだから〜」と苦笑しながらツッコミ入れまくってると、これはこれでなかなか味わいがあります。(こらこら)
とりあえず本作も車はかっちょいいから許すよ。うん。本当にカッコイイ! 今回もランエボちゃんだね。でもやっぱRX-7だなぁ。あのカラーリングもクールだぁ♪ それからこの映画の一番の見ドコロは、何て言ってもラストシーンのある方のカメオ出演ですね。このシーンの為だけに映画館に行くのもどーかと思うけど、少なくともこのシリーズが好きな人なら見て損はないですよ。
あ、「見て損はない」ってのは、この映画の事じゃなくて「ラストシーン」の事だけヨ(笑)
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