監督:金子修介 出演: 藤原竜也 松山ケンイチ 瀬戸朝香、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 一流大学で法学を学ぶ天才「夜神月(やがみらいと)」は、ひょんな事から不思議なノート「デスノート」を拾った。そのノートに名前を書かれた人物は必ず死ぬのだ。司法では必ずしも犯罪者を裁けないと絶望したライトは、自らが「神の手」となり犯罪者達の名前を次々とデスノートに記して抹殺する事にしたのだ。世間で「キラ」と呼ばれるようになったライトだが、警察は大量殺人事件として世界中の迷宮入り事件を解決して来た謎の探偵「L」に依頼し、キラの正体を捜すのだが・・・
【感想】 1400万部以上の売上を誇る驚異の大ヒットコミックを映画化。 邦画にしては珍しい(ってか、過去にこういう企画はなかったよね)前編・後編の2部構成の作品で、後編は今年の10月に公開される事が既に決まっています・・・ってか、既に全部撮影終わってんのかもね。なかなか面白い企画です。 もういい加減に見ないと前編の公開が終了してしまうかも?と不安になって、よーやく見に行って来ました。
またしてもお約束通り「原作未読」な訳ですよ。 で、原作ファンはきっと「ふざけんなよー!(怒)」とツッコミ入れまくるんだろうなぁ〜・・・と思うのですが。
原作を全く知らないぴよは、案外(むしろかーなーりー)楽しめましたよ! この話はとても話の構成がしっかりしていると思った。きっと原作は相当面白いんだろう。この映画なんかよりもずっとずっとワクワクさせられるんだろう、と思わずにいられませんでしたね。 あー。原作を読んでおけばよかった。ってか読んだら今頃吠えまくってる可能性大ですかね(苦笑)
そんな訳で、プロット自体はかなりしっかりしていて面白いのですが、ツッコミどころは満載です(をい) どこまで原作に忠実か判りませんが、そもそも藤原竜也クン演じる「ライト」がとてもじゃないけど天才には見えません。 むしろ幼稚な感じがする。確かに彼の行動はかなり考えられていて(これは原作がいいのだろう)なかなかやるなぁ!と思わせるものがあるものの、根本的に天才にしては冷静さに少々欠けている気がする。
ライトと対決する「L」のキャラクターも・・・まあコレはコミックならではの設定なんでしょうねぇ。 こんな軟弱な甘党ニート青年を、日本の警察は本気で相手にするのかよ?等と思ってはいけないらしい。コイツもライトと負けず劣らずの天才クンなんだけど、やっぱり根本的に幼稚で破綻したキャラクターになってる。 映画中で「L」がライトの人物像を「自分とよく似たキャラクターだ」とプロファイルしているんだけど、これはなるほど〜!と思わせる説得力がありましたね(笑) 「ライト」と「L」は確かに同じ素質を持った「陰と陽」になっている。ネーミングも「右(ライト)と左(L→レフト)」という対極にして同質のモノという暗喩になっているんでしょう。気が利いてますね。
死神「リューク」というマヌケなキャラクターの稚拙なCG、ライトが計算ずくで動いているハズなのに、クライマックスで意味もなく観客をミスリードしようとペンを取り出すシーン等、邦画らしい安っぽい香ばしさが漂っていますが(コラ)、話は本当に面白いと思いましたね。コレは後編を見ない訳にはいかないゾ!
きっと原作は映画より100倍は面白いんでしょう。 原作を直ぐに読みたくて仕方ないんですが、せっかく原作未読で前編を見たので、コミックを読むのは後編を見て結末を知るまでははグッと我慢して、映画を全て見終わってから改めて読もうと思ってます♪ 久々に続きが楽しみな作品に出会いましたな。
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誰も楽しみにしていた人はいないと思いますが・・・ 前回の感想を書いた際、「17日〜24日までイスラエルに行って来ます」と書いたので、次回はきっと日本未公開の機内上映で鑑賞した作品の感想がUPされるだろうと思っていた方。
すいません。 実は出発前日の16日に「ツアーキャンセル」が決まりまして(まあ、この状況なら当たり前なんですが。苦笑) 結局イスラエルには行けずに、代わりに急遽AIRとHTLを取って国内旅行に切り替えたのでした。 国内なので機内上映は当然ありませんので、感想もUP出来なかったという次第です。
イスラエル・・・空爆やめろや。頼むわ。マジで(涙)
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