2006年07月15日(土) |
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト |
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返したジャック・スパロウだったが、彼には秘密があった。今から13年前にブラックパール号の船長になる為に、深海の悪霊「ディヴィ・ジョーンズ」と血の契約を交わしていたのだ。その契約期間が終わった今、ジャック・スパロウは約束通り魂を渡さなければいけないのだ。命の惜しいスパロウは、ディヴィ・ジョーンズの泣き所「デッドマンズ・チェスト(死霊の宝箱)」を手に入れようと遁走するのだが・・・
【感想】 前作の大ヒットを受けて3部作化される事になった「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ2作目。 ジョニー・デップファンなら当然だけど先行上映で鑑賞だ!オーリーファンだって先行上映だ!
さて、実は本作を見る前に1作目の「呪われた海賊たち」をおさらいのつもりで直前に見ておきました。 (何だかんだで結構細かい内容忘れちゃってたしね)・・・コレが良かった。ってか、本作をまだ見ていない方で前作の細かい内容を忘れちゃってるかも?と不安な方、それから前作はちゃんと見て内容も覚えているけど、ラストのスタッフロールが流れるや直ぐに席を立ってしまい「スタッフロール後のおまけ映像」をご覧になっていないというせっかちな方、どちらの方も必ずもう1度前作を最後の最後までおさらいで見ておく事をオススメします。
本作はあくまでも「前作からの続き」である事。 それから「前作の内容をきちんと覚えていて、当然前作に登場した全てのキャラクターをきちんと記憶していて、且つラストのおまけ映像を見ている事」コレが本作を楽しむ大前提の条件になっていると思います。 ちなみに一緒に見に行った相方は、前作は見ているけど公開当事に1回見たきりだったので、かなり内容やキャラを忘れてしまっていたそーで「正直言って誰が何だったか忘れちゃってて内容に着いて行けなかった」そーだ。
さて、内容についてですが。
本作と次回作の2作で1つの話なので、本作だけでは完結しません。そのクセ上映時間は2時間半超え。 えれぇ〜長い「序章」な訳ですが、その時間の大半を話の大筋とは余り関係のない「ドタバタ」に費やしています。 要するに前作で大ウケした「ジャック・スパロウ」というキャラクターを楽しませる為に、大掛かりな仕掛けと絵で大いに観客に笑っていただこう・・・というサービスシーン満載になっているという事ですね。
ぶっちゃけ「謎の原住民の島」のシーンなんて、全く必要ない。 必要はないけどこの映画で1番面白い「見せ場シーン」だったりする。コレは考えようによってはかなり微妙なんですが、本作を楽しみに見に来る観客のほとんどは「ジャック・スパロウのお茶目な姿」を期待しているだろうと思うので、ファンサービスだと思えばかなり楽しめるハズ。
だから「ドタバタシーン」を大いに楽しめる人には大ウケ間違いなしですが、内容重視で見に来た方には少々不満の残る作品だったんじゃないだろうか?と思った訳です。 更に言えば、やはり前作を事細かに覚えていないとちょっと苦しいような気がしなくもない。
もっと言っちゃうと・・・既にオーリーもキーラ・ナイトレイもどうでもよくなってますネ(苦笑) 彼らはジャック・スパロウのおまけみたいなモノで、前作で重要なキャラだった彼らはただの添え物でしかない。
そんな訳で、前作のおさらいもしっかりしてから鑑賞し、そしてジョニー・デップ目当てで見に行ったぴよには充分満足出来る作品でしたが、正直言って映画の内容自体を考えると・・・ちょっと弱いな、と思わざるを得ませんでした。 そもそも3作目を見ないと話が完結しないので、本作だけを見て評価するのは難しいですしネ。
ま、元々3作全部見るつもりでいたのでどーでもいいんですよ♪・・・それから本作も最後の最後までちゃんと見ようネ!
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