監督:クリストフ・ガンズ 出演:ラダ・ミッチェル ローリー・ホールデン ショーン・ビーン、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 ローズは9歳になった養女シャロンの夢遊病に悩まされていた。シャロンが夢うつつで口にする「サイレントヒル」という言葉が気になり、ウェストバージニア州に実在する町「サイレントヒル」を訪ねる事にした。ところがサイレントヒルは30年前に大火事で住民が避難し、ゴーストタウンになっていたのだ。サイレントヒルの町の入口で事故を起こして気を失ったローズは、目覚めてシャロンがいなくなっている事に気付き、サイレントヒルに探しに出掛けるのだが・・・
【感想】 日本のゲームメーカー「コナミ」が発売した人気ホラーアドベンチャーゲームの映画化。 プレイステーション用(ゲームアドバンス版もあり)のゲームで、世界中でバカ売れしたらしく、現在までにPart.4までシリーズ化している人気ゲームだそうですが・・・ぴよはドラクエとFF、後はボードゲーム系しかやらないので、このゲームの事は全く知りませんでした。
毎回書いてますが、そもそもホラー系が好きじゃないので評価はどうしても低めなのですが(苦笑)
ゲームが元になってるだけあって、映画の進行もゲームっぽくて結構面白い作りなんですよ。 ローズが娘を探してサイレントヒルの町をアチコチ歩くんですが、あるお約束でイベントが起こり、それを回避しながら娘の居場所を探すヒントを見つけて次の場所に移動→仲間を作って行動したり、町の秘密を探りながら娘の居場所と核心を見つけていく、という展開。
ゲームは主人公が父親だそうですが、本作ではラダ・ミッチェルが演じる母親が主人公で「裏世界」で謎解きをして、更には父親が「表世界」でサイレントヒルの過去を調べるという2重構造になっている。 これは観客に対して「サイレントヒルの過去の秘密」を判り易く見せる為にとても効果的だし、それに映画として見るなら主人公はやっぱり男よりも美しい女優さんの方が見てて楽しいしネ♪という観客の要望にも応えられていると思う。
ところで、ホラー初心者?のアタクシ。よく「ホラー」が判っていないのですが。 そもそも世の中で「ホラー」というのは、どういうモノを指して言うのでしょうか?(^-^; 「怖いもの」ですか?それとも「ビックリするもの」ですか?それとも「エグいもの」ですか?それ全部ですか?
少なくとも、本作は「怖く」はなかったです。 ただ「気持ち悪かった」って感じですか・・・何か異形のゾンビもどきのよーなモノが襲って来たり、デカイ帽子?被ったやたら攻撃的なキャラが出てきたりするのですが、それらの存在自体はそれ程「怖い」訳ではないんですよ。 でも映像が妙に「気持ち悪い」んですよ。変な顔の虫の大群や、やけに丁寧に描写された「飛び散った肉片」等々・・・クライマックスの教会での地獄絵図の様子も「怖い」じゃなくて明らかに「キモい」
きっと「キモい」もホラーなんだな。うん。 でもダレたり退屈する訳じゃないけど、何かスッキリしないって言うのかなぁ・・・何か足りない気がしたんですよ。 何が足りなかったんだろう?ラストシーンがちょっと曖昧だったからかな?判ったよーな、判らなかったよーな(謎)
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