2006年04月19日(水) |
キャッチ ア ウェーブ |
監督:高橋伸之 出演:三浦春馬 竹中直人 加藤ローサ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 高校1年の夏休み。大洋は同級生の小林と田口の3人で、田口の父親が所有する湘南の別荘で優雅なバカンスを過ごす為にやって来た。ところが田口が別荘の鍵を失くしてしまい、浜辺で野宿するハメに。たまたま浜辺で全裸で寝そべっている奇妙なおっさん「デューク」と知り合い、彼が経営するサーフショップで住み込みバイトをしながらサーフィンを教えてもらえる事になった大洋達だったが・・・
【感想】 日本プロサーフィン連盟(JPSA)の初の全面バックアップで実現した「日本初の本格サーフィン映画」 原作は同名タイトルの小説だが、この小説は何と現役高校生が執筆しているんだそーだ。んで映画化に際して原作者本人がシナリオを書いて、音楽や配役に関しても原作者の意向がそのまま反映されているらしい。 才能溢れる高校生、スバラシイですねー。ぴよが高校の頃なんて男のケツ追っ掛ける事しか頭にありませんでしたヨ(爆)
現役高校生が等身大の「青春物語」を書いた・・・まあ、そういうお話な訳です。 そんな訳で、ババアのぴよには完全に賞味期限切れしてました。←今日もいきなり吠える 賞味期限切れしていたのは映画じゃなくて、それを見るぴよの目の方だったというのは言うまでもありません(苦笑)
ごくごくフツーの高校生が、サーフィンに出会って夢中になる。サーフィンを習う事で自然の大切さや脅威を知る。 カワイコちゃんと知り合って淡い恋が芽生える。邪魔者が現れて対決する。 彼らを取り巻く大人にも事情がある。そして大人達は皆一様に少年達に理解があって大きく包んでくれる。 様々な試練と恋の末、少年達は1つ大人の階段を登り夏が終わる・・・あー。いい話デスネー。ふー。(溜息)
じぇーんじぇん面白くにゃい! ←こらこら(^-^;
ボクちゃん達の演技も「?」だし、本格サーフィン映画だという映像も「?」だし、竹中直人氏の演技はいつも通り。 エピソードも展開も昔からよくある青春モノの焼き増しにしか見えないし、この歳になって見ても今更感動したり啓蒙されたりする部分もなければ共感も得られず、加えて言えば自分の青春時代を思い出して甘酸っぱい感傷に浸れる程のリアリティもなければ、自分の青春時代を美化して思い起こせる程のファンタジーもない。 友情も愛情も中途半端だし、セリフも様子も「30年前の高校生か?」なレベル。 本当に現役高校生が書き下ろした話なんですか?信じられないくらい古色蒼然としているんですが・・・
今現役の高校生が本作を見たら「ちょっとヤバくね?」って思うんでしょうか? あ。ぴよは「ヤバい」って言葉を「そりゃーいかんだろ」という意味で通常使っていますが、イマドキの子は「かなりいい」という意味合いで使ってるらしいですね。 えぇ。それくらいの事はババアのぴよでも聞きかじってます。だからちょっと若者ぶって書いてみました(薄涙)
そんなこんなで、終始映画と自分の温度差に溜息付きまくりでした。 歳は取りたくないものです・・・ふー。
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