2006年03月17日(金) |
SPIRIT スピリット |
監督:ロニー・ユー 出演:ジェット・リー 中村獅童 スン・リー、他 オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 病弱だった霍元甲(フォ・ユァンジア)少年の憧れた「武」の世界。優れた武術家だった父の跡を継ぎ、成長したフォは天津一の武術家を目指して闘い続けていた。敵知らずのフォは慢心し、ある武術家と決闘した際に相手を殺してしまい、その報復として最愛の母と娘を殺されてしまう。失意のフォが流れ付いた先で出会った老婆と目の不自由な娘に助けられ、「強さ」の真意を知ったフォは、天津に戻り中国人の誇りを守る為に闘いに臨むのだが・・・
【感想】 ジェット・リー様を親の次に尊敬しているぴよが来ましたよー!←バカ炸裂モードですいませんねぇ(苦笑) てな訳で、ぴよが敬愛して止まないリー様の新作です♪最初に言っておきますが、↑上の「オススメ度」はぴよとリー様ファンの方の為のモノですので、リー様にもアクション映画にも興味のない方はぜーんぜんアテにしないで下さい(^-^;
本作、リー様が「最後のマーシャル・アーツ」とおっしゃっているとか? マジですか?・・・リー様、武侠&武術映画に出なかったら役者として生きていけないじゃーないですか!←コラコラ お願いですからこれっきりなんておっしゃらずに、ジャッキーのよーに「終わったな」と言われよーが(をい)武術映画にこれからも果敢にご出演して下さいよぅっ!!(涙)
そんな訳で、なかなか本編の感想に入りませんが・・・
アクションシーンがステキ過ぎる!
美しく凄まじいアクションの数々・・・軽く泣けましたよ。えぇ。 あの体のキレ、動き、スピード感と流れるような美しい動線と鮮やかな手技・足技の数々・・・コレ見てうっとりしないで何を見てうっとりすればいいのか判りませんよっ! 映画冒頭からいきなり凄いんですよ!リー様、ありがとうございます! ワイヤーとCG使ってなかったら間違いなくオススメ度は☆5つでしたよ。最近の映画は「本格派」よりも「見栄えの派手さ」重視なので、どうしてもワイヤーやCGを多用しますからね・・・もうコレに関してはある程度諦めてましたけどネ(涙)
中村獅童クンが日本人武術家の役で登場します。結構オイシイ役ドコロです。 コレは「霍元甲の死因を日本人が担っている→中国人がまたしても反日に偏る」というのを避ける為か?日本人武術家だって「サムライ魂」があって、素晴らしい中国の武術家を認めてフェアに闘ったんですヨ!日本人がみんな卑怯者だった訳じゃなく、武術家として崇高なSPIRITを持って闘った人がいたんですヨ!という「言い訳キャラ」のよーな感じです。
噂では獅童クンvsリー様のアクションシーン、獅童クンのアクションはスタントだったという事ですが、真相は如何に? もしご本人があのアクションをこなしていたとしたら、相当凄いと思うんですがね。ってか、リー様とガチンコで中国語を話しているシーンがありますが、あのシーンの中国語は獅童クンが自ら希望して中国語を勉強して自分で話しているそーだ。 アクションのスタントはともかく、語学に関してはリー様への敬意を表してくれただけ素晴らしかったと思いますヨ
言い忘れましたが、本作の主人公「霍元甲」は実在の人物です。 「中国人武道家でこの方の名前を知らない人はいない」というくらい有名な人物だそーです。
するってーと、この作品は「霍元甲の半生を描いた作品なんですネ」と思われがちですが、話自体は全くのフィクション。 霍元甲は家族を報復で失ってもいないし、日本人の陰謀で亡くなった訳でもない・・・彼の死因については現地でもかなりの方が「日本人のせいで死んだ」と信じているらしいですが、実は後に彼をモチーフに書かれた小説の中で「日本人によって殺害された」と描かれていた為に、今も誤解されているらしいです。(真相は病死だったそーだ)
そんな訳で少々日本人には分が悪い結末ではありますが、アクション好きさんにはオススメ太鼓判間違いなし! 一応「霍元甲の半生記」なんですが、ぶっちゃけぴよにはドラマ部分に興味はなかったので(をい)評価出来ません。 でもいい話でしたよ。悪ガキが痛い目に遭ってようやく改心して、身も心も優れた人物に成長するという話です。 リー様は最初いたずらっ子の駄々っ子状態ですが、改心してからはそれは穏やかで愛らしいお顔になります♪可愛いっ♪
ま、結局リー様のアクションさえ素晴らしければそれでいいんです!←だからバカなんだってば(^-^;
ここまで長々と感想を読んで下さった「アクションにもリー様にも興味のない方」、本当にごめんなさい。 ちなみに一緒にこの映画を見た「アクション映画苦手」な友人は、7割方居眠りコイてました(本人曰く4割だそーだ。笑)
|