2006年02月09日(木) |
プルーフ・オブ・マイ・ライフ |
監督:ジョン・マッデン 出演:グウィネス・パルトロウ アンソニー・ホプキンス ジェイク・ギレンホール、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 天才数学者で師でもあった父が亡くなり、キャサリンは生きる気力を失っていた。父は天才ではあったが若い頃から精神的に病んでいて、晩年の5年はキャサリンが大学を中退して面倒を見ていたのだ。そんなキャサリンを密かに思い続けいていた父の教え子ハルは、彼女のささくれ立った心を優しく包み込んでくれたのだ。ところがハルと愛し合った翌朝、キャサリンがあるノートをハルに見せた事で・・・
【感想】 ピューリツァー賞、トニー賞等、数々の権威ある賞を受賞した舞台「プルーフ」の映画化。 しかも監督は「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー賞総なめにしたジョン・マッデン氏。加えて出演役者は誰も彼もぴよが好きな役者さんばかり♪ これ見逃したらアホやろー!と思いつつ、実は公開終了前日(名古屋では)に駆け込み鑑賞。をいをい・・・
元が舞台劇だから、登場人物が少ないのでそれぞれのキャラクターの心情に入り込みやすいだろう、役者のセリフのやりとりで楽しませるタイプの話だろう、と当たりを付けていたんですが。
確かにサー・アンソニー・ホプキンスとグウィネス嬢のやりとりはスゴイ! 2人ともその演技力は折り紙付きですし、難しい会話のキャッチボールもよどみなくこなし、まるで本当の親子なんじゃないかと思える程のモノがありましたね。 特にアンソニー・ホプキンス氏の鬼気迫る演技・・・この人、本当にスゴ過ぎますから!長生きして下さいっ!(をい)
ところで、さーっぱりキャサリンに共感出来なかったんですが。(^-^; これは別に共感出来なくてもいいんですよね?ってか、キャサリンに同調出来る女性って(男性は難しいだろう)一体どういう精神状態なんだろう?って考えちゃいましたがね。
だって、明らかに彼女「狂ってる」レベルでしょ。思いっきり精神病んでるでしょ。 本人「もし自分も父親みたいになったらどーしよう!」って心配してるみたいですが、既に父親超えてますよ(笑) 自分の父親の葬儀に「喪服+Gジャン」ってアリかよ!このシーン見ただけで「この女、完全にキチぢゃん」と思った常識人は多いだろうと思うんですがネ。 それに映画冒頭からずーっと延々ヒステリックに喚き散らしてるんですよ・・・こんな女、絶対に友達になりたくない。
そもそも美人でスタイル抜群(自慢げに常にヘソ出しTシャツ着てるしさー)な上に、天才と来てやがる。そんな天にニ物も三物も与えられた恵まれた女が、父親亡くしただの盗作呼ばわりされたからだのってキーキー喚いたって、同調も同情も出来るわきゃーねーっつーの! こちとらデブスな上に父親は癌でポックリ逝ってやがるんだぜ!お前よりぴよの方が同情指数高いだろーがっ!
そんな訳で、同調も同情も出来ない「キチ女」の話なので、内容自体にそれ程惹かれるモノはありませんでした。 ですが、演技はやっぱりスゴい!大好きなハズのグウィネス嬢を呪いたくなる程、キャサリンというキャラクターはイヤ〜な鼻持ちならない女だったんですよ。←コラコラ でも言い換えれば、観客にそこまで思われる程グウィネス嬢がキャサリンという役になり切っていたんだろうと・・・
結局何が言いたいんだかよく判らなかったんですが、少なくとも役者のいい演技を楽しみたかったら見て損はない!
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