2006年02月08日(水) |
スキージャンプ・ペア |
監督:小林正樹(総監督:真島理一郎) 出演:谷原章介 アントニオ猪木 ガッツ石松、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 2006年トリノオリンピッグから正式種目となった「スキージャンプ・ペア」・・・だが、ここまでに到る道のりは決して平坦ではなかった。北海道工科大学教授・原田があるきっかけから独自の仮説「特殊飛行体分裂論」通称・ランデブー理論を発表。しかし学会は見向きもしてくれない。コレを立証する為に、原田は双子の我が子に夢を託したのだ。1組のスキー板に2人が装着してジャンプする「スキージャンプ・ペア」、これこそが原田の打ち立てた理論の結晶だったのだ!
【感想】 今シーズン、4年振りにスキーを復活!友達と毎週のようにスキーを楽しんでるぴよです♪ いよいよトリノ・オリンピックが開催されますネ!ってな訳で、時期モノなので見ておかなければ・・・と思い鑑賞。
本作の元ネタは世界中で絶賛された真島理一郎氏によるCG作品だそーで(ぴよは全く知りませんでした)、ちょうど今年はトリノオリンピックも開催される事だし・・・って事で、実写+CGで「トリノオリンピッグ」の正式種目になるまでをドキュメンタリー番組として見せ、更にワールドカップ〜オリンピッグ決勝戦までの様子を映画化しています。 間違えてもらっちゃー困るのは「トリノオリンピッグ」です。「ク」じゃなくて「グ」です。ここポイントよ(笑)
要するに、とことんおバカネタを大真面目に見せて笑わせようという手法。 奇しくも昨日見た「PROMISE」は「大真面目に作ってるのに笑っちゃう」作品でしたが、本作は正にその裏をかいて「誰でも判るバカネタを、いかに大真面目に見せて笑わせるか」というやり方な訳です。
とにかく余りにもバカバカしい話を、どいつもこいつも大真面目にやってるんですよ。 最初っから最後まで、みんな真剣そのものでやっちゃってる。長野五輪金メダリストの船木サンや萩原弟、八木弘和サンなんかが大真面目な顔でインタビューに答えてるんですからスゴイ!(←ってか、よく出演したよなぁ〜!笑) ガッツ石松氏は軽いネタとして流せるものの、アントニオ猪木氏なんてオイシ過ぎますよ!!(爆)
この作品のキモは、やっぱり何と言っても「スキージャンプ・ペアの飛行スタイル」と「クソ真面目な解説」でしょう。 とにかく「アホか!お前ら!!」な飛行スタイルに、実況と解説の2人がとてつもなくおバカなコメントを大真面目にやりあってる訳ですわ。もう余りにバカバカしくて腰砕けまくりですよ!(笑)
カルトなB級バカ映画(しかも猛烈な低予算モノ)がお好きな方だったら、絶対にツボに入る!!
本当はね、すんごい資金があったら・・・きっとあのアホな飛行スタイルの様子も「実写のCG処理」でもっとホンモノらしく作れたんだろうと思うのですが、やっぱり「低予算B級映画」なので、肝心のスキージャンプ・ペアの飛行シーンは安っぽいゲームのCG動画みたいになっちゃってましたね。残念ですわ・・・ まあ、考えようによっては「肝心なシーンが安っぽいCGだからこそ、B級ファンにはたまらない魅力♪」なのかも?
少なくとも真面目な映画ファンには絶対にオススメしません。 映像と内容を考えても・・・DVD化されるのを待って、「自宅で友達とビール片手に笑いながら鑑賞する」というスタイルが本作を楽しむ為の正しい鑑賞方法なのかもしれないですな。(^-^;
|