2006年02月07日(火) |
PROMISE(プロミス) |
監督:チェン・カイコー 出演:真田広之 セシリア・チャン チャン・ドンゴン、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 遠い昔、神と人間が共存していた時代。親を亡くし生きる術を失った少女「傾城」は、目の前に現れた運命の神「満神」とある契約をする。それは「望むもの全てが手に入る。但し真実の愛だけは手に入れる事は出来ない」というものだった。 20年後、傾城は王妃となっていた。その頃無敵の大将軍「光明」は俊足の奴隷「昆崙」を伴い、反乱の企てから王を助け出すべく王城へ向かったのだが・・・
【感想】 「さらば、わが愛/覇王別姫」で世界中から絶賛を受けたチェン・カイコー監督最新作。 それより出演者の豪華さが既に話題ですよね。日本からは真田広之、韓国からはチャン・ドンゴン、香港からはセシリア・チャンとニコラス・ツェーという、この中の1人が出演してるだけでも充分客が入りそうなメンツを引っ張って来て1本の映画にするってーんだから大盤振る舞いだ!
実言うと、予告編見た時に「コレは・・・もしかして結構ヤバい(←トンデモ系)かも?」と危惧していたのですが、
ヤバ過ぎます!(笑)
一言で言うと「LOVERS+少林サッカー」 系統はLOVERSなんだけど、見せ方は少林サッカー。両方鑑賞された方なら「なんぢゃ、そりゃ」って思うでしょ? 正にその「なんぢゃ、そりゃ」なんですよ〜。こりゃーヤラれましたなぁ〜!あははははー(^-^;
映画冒頭、チャン・ドンゴン演じる「昆崙」が牛の前を走りまくってるシーン見た時の衝撃と言ったら!! 「こ、こ、これは・・・笑ってもいいシーンなんですかーっ!?」 「ってか、この作品ってアクション・コメディだったんすかーっ!?」 と、頭の中はグルグルしましてね。
その後もそんなシーン満載ですヨ!とにかく凄いんですから!! 期待した真田広之サンの華麗なアクションシーンなんて、冒頭とラストだけですよ。後はただの色ボケオヤジ状態(笑) 悪役のニコラス・ツェー君、実は密かなお気に入りなんだけど、ミッチー(及川光輝)みたいな怪しい人でした。 加えて言えば、ニコラス君演じる「無歓」が反乱を起こしたのがそもそもの事件のきっかけなのに、無歓の犯した反乱は無罪放免で王を殺した光明だけが処罰の対象になるってのは、どーいう法律なんだい?え?(^-^;
なぁ〜んか、色んな既存の映画のオイシイ部分をチョコチョコと繋げて、CGとワイヤーアクションでごった煮にしたような猥雑感がモリモリでしてネ。 チャン・ドンゴンが可愛いから許すものの(←超個人的な理由ですなぁ。あは♪)、日本が誇るアクションスターの真田サンをよくも色ボケオヤジにしやがったなー!みたいな怒号が聞こえてきそうなんですが・・・
ある意味、カルトなB級映画ファンにはかなりウケそうな予感です(笑) この映画の1番凄いトコロは、何と言っても「散々笑わせるクセに、本気で大作映画を気取っている」という事ですよ。 お笑い芸人が必死になってネタを考えてコントをやってもちーっとも面白くないのに、大真面目に真剣に語っている素人のセリフの方がよっぽどツボに入って面白い!という事は世の中にままある。 本作はそんな「本人到って本気なのに、その真面目な様子が笑いを誘う」というカルトさに溢れています。
ぴよは「B級映画好き」なのでかなりこの映画は楽しかったですが、多分世間的には吠えまくられる予感大でしょう(^-^;
まあ・・・ちょっと持ち上げておきましょうか。 映像はキレイですよ。散々使い古された感じがまたB級っぽくてステキですし♪ 衣装も「LOVERS」のパクリっぽくてキレイですし、アクションもとことんB級を貫いていてステキ♪←褒めてるつもりなのヨ
内容にツッコミ入れると可哀想なので、シメはやっぱり「チャン・ドンゴンは汚い格好でも可愛い♪」って事で(笑)
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